力の差、歴然。早大に惨敗/関東大学秋季リーグ戦

 スコアを見れば拙戦。しかし実際は早大が明治を追い込み、力の差を感ぜずにはいられなかった。
 第1ピリオドは明治が有利だった。試合開始5分、10分、15分とコンスタントに明治が先制点を重ねていく。早大もスピードはあるもののなかなかシュートまで持っていけず、明治にカウンターを狙われてしまった。3点差と明治がリードし第1ピリオド終了。
 しかし試合は第2ピリオドで大きく動いた。第2ピリオド開始35秒。速攻を仕掛けた早大はルーキー久慈(早大1)からのパスに久保(早大3)が合わせ得点。DFがまだ戻りきらないうちの得点は早大がなにかから目覚めたようであった。第1ピリオドでは繋がらなかった早大のパスもつながり、持ち前のスピードを生かした攻撃がうまく機能し、31分、32分、33分と連続で得点されてしまう。早大の4点目が入ったとき、明治がタイムアウト。そこから何とか2点取るも、早大に押される形は変わらない。
 第3ピリオドも早大の猛攻が続き15分に得点。残り3分を残し、明治はGKを下げて、パワープレーで逆転を狙うも最後はエンプティゴールを入れられ試合終了。
 「(明治の最初の3点は)たまたまでしょ。早大にも悪いところはあったけど、あれは偶然が重なっただけで。この結果は狙い通りだね。作戦がうまくいった」(小笠原監督・早大)。早大に大きく力の差を見せ付けられ、明治は先の東洋大戦に続き黒星が並んでしまった。