主将の主張~菊池恭平~
テクニックはもちろんのこと、意識の高さが違うと思います。学生は授業にも出なくてはいけないので、アイスホッケーに時間のすべてをささげられないのです。それに比べて彼ら(実業団選手)はアイスホッケーがすべてですから。
―今年のチームはどうでした?
昨年のようなスター選手は誰もいないのでみんな雑草のような気持ちでいきました!(笑) でも、今年は今年なりの形でまとまることができたと思います。
昨年の4年生が引退した時、「今の2~4年生だけでは勝てない」と話し合いの結果、決まったんです。だからその分、今年の1年生には「のびのび」やって欲しかった。例年と違って学年ごとに距離はないですね。
―主将になって練習メニューとかは変えたり、代表の練習は参考にしましたか?
練習メニューは特に意識しませんでした。打ち込む姿勢と何をどうこなすかが大事なんです。練習内容は代表と比べてレベルもスピードも違うから、全く別物として考えてました。下手に取り入れず、チームの色に合ったように進めていきました。

―明治のアイスホッケー部門の伝統や規則についてどう思いますか?
伝統となっているものがチームにはあって、残して良いものと不要なものがある。せっかくの「体育会」の集まりなのに生半可の気持ちではもったいないと思います。企業が必要としている体育会の選手は礼儀作法とかがしっかりしている人。そこを友人関係みたいに仲良くやっていると“今”という時が何も残らなくなってしまう。だからしっかりやる。
本来、体育会とは「人」を育てる場として存在していると思います。試合に勝つだけではなく、社会に出ても恥ずかしくない人を作る。そのために(アイスホッケー部門では)規則やけじめはしっかりやっているんすよ。
―主将としてこの1年やってきてどうでしたか?
昨年の4年生のようなスター選手がいない分、みんなで同じことをやろうと決めました。それがチームの色だと思って。だから小さなことでもみんなで決める。主将としては(決まったことを)みんなの前で代弁していただけです。
―読者の方へ一言お願いします。
とにかく試合を観に来てほしい!アイスホッケーという競技を知ってほしい!応援よろしくお願いします。
◆菊池恭平 きくちきょうへい 政経4 駒大苫小牧高校出 175㎝・85kg
卒業後、王子製紙アイスホッケー部に所属する予定の菊池部門主将。彼の今後の活躍に期待が高まる。
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