専大を下し、初戦を白星で飾る/関東大学選手権

 新入生を加えた新体制で臨んだ第一戦。格下の専大に無失点で勝利し、力の差を見せ付けた。第1ピリオド開始早々、河野(商4)の豪快なショットが決まる。続いて江端(法2)と古市(政経1)のダブルアシストで梁取(政経3)も得点を決め、完璧に試合の流れは明治が握った。細かなミスも時折見受けられたものの、チームがまとまっており、良い雰囲気でこのセットを折り返した。

 このまま良い流れを持続させたい第2ピリオド。開始34秒、江端と古市のパスで梁取のロングシュートが決まる。4分31秒、またもや江端と古市のダブルアシストに梁取が応えてシュート。梁取はDFながらも今試合、3度ゴールネットを揺らした。ノリに乗った選手たちはその後も専大のゴールを脅かす。そして第2ピリオド残り3分。高田(政経3)のパスを受けた畑中(政経4)がゴール際で長岡(法1)にパス。長岡は、ゴーリーとゴールポストのわずかな隙間にパックを押し込み、見事大学初ゴールを決めた。

 そして迎えた第3ピリオド。浅利アイスホッケー部門主将(政経4)に代わり、ルーキーの寺島(政経1)がゴール前に立つ。選手たちに気持ちの余裕が出てきたのか、開始7分の間にペナルティーを立て続けに取られてしまう。「みんな攻めにいってしまう」(藤井コーチ)。守りも手薄になり、最終ピリオドのシュート数は明治が8に対して専大は16。寺島の好セーブで最終ピリオドも無失点で終えたものの、「優勝するためにはしっかり守る意識も必要」(藤井コーチ)。

 「チームの雰囲気はすごく良い。あとは一人ひとりがどう頑張るか」(浅利アイスホッケー部門主将)。今試合の反省点をどう活かせるかが、次の試合のカギとなる。まずは初戦を白星で飾った明治は、「優勝」への第一歩を踏み出した。