復活への第一歩!中栄メイジ東日本制覇/東日本大学選手権

1999.01.01
復活への第一歩!中栄メイジ東日本制覇/東日本大学選手権
 東日本制覇。現在の本学にとって必要な勝利であった。6月の全国選抜、9月の全日本選手権でまさかの敗北を喫した本学。今月末の個人インカレ、そして来月のインカレに向けてよい流れを作るためにも、絶対に負けられない大会だ。

 今大会と今までの試合との相違点は、上級生中心のメンバー構成であったことだ。今季団体戦初出場の後藤(政経4)や調子のあまり上がらなかった近藤(農4)などが最上級生の貫禄を見せ、後藤はストレートで2勝、近藤も3戦全勝。上級生の活躍、そして下級生も確実に勝利を重ね順調に決勝戦に駒を進める。
 しかし、決勝戦ではそうは簡単に勝利とはいかなかった。今年も決勝の相手は昨年と同じ中大。全員が勝って優勝したいところであったが、ここまで好調だった後藤、近藤が共に黒星となってしまった。後藤は試合開始直後に1本奪われ、相手に勢いに乗ってしまいそのままストレート負け。「決勝戦という大切な試合で敗北というふがいない結果となってしまって非常に悔しい」(後藤)。近藤は1本先取したが惜しいところであと1本を決めることができず敗北。結局前半の中栄主将(政経4)と尾川( 政経1)ら下級生の勝利で優勝を決める結果となった。

 決勝戦で悔いの残る結果となってしまったものの、前期活躍することができなかった上級生の復活の兆しが見えてきた本大会。「優勝したことがなによりもよいこと、次につながる試合になった」(清水監督)。この勝利をどう次につなげていくか、それが目下の課題である。悲願のインカレ3連覇にむけて、今大会の勝利から深く学び、勝利をつなげ。