笑顔で終わった交流会/留学生交流会

1999.01.01
 本学拳法部が国際交流の一環として、日本武道の素晴らしさを伝えるべく開催した留学生との交流会。参加者全員が満足のいく内容で幕を閉じた。

 実技を中心とした第1部においては、留学生らの積極的な姿勢が見られた。拳法の基本となる型、組手、試合を披露する部員へ熱い視線を送る。部員の指導の下、実際に練習に参加する留学生も数多く、拳法への関心の高さがうかがえた。優しく丁寧に接する部員とそれに笑顔で応え、真摯に取り組む留学生。練習場は終始楽しい雰囲気に包まれていた。

 第2部はメディア棟内の教室で講習会が行われ、動画を使って拳法部の歴史や活動の報告がなされた。清水監督、發知(法3)らの話に熱心に耳を傾け、質問が飛び交う。終了後にも部員らと談笑を楽しんだ。

 「教えがいがあった。体育会でこのような会をやっているところは他にはなく、幸せなこと」(伊藤・政経4)、「楽しかった。留学生に思い出として残してほしい」(黒田主将・営4)。拳法を通しての有意義な国際交流で、彼らもまた日本武道の精神や拳法の在り方を再認識したに違いない。帯を締め直し、再び練習に明け暮れる。

-交流会に参加した留学生のコメント-

ライアン・ジェンドゥビ(イギリス)
「拳法をやるのは初めてだったけれど楽しかった」。

ボングラン・ジェローム(フランス)
「参加する前は拳法に興味がなかったが、実際にやってみて興味が出てきた」。