入替戦直前情報!/関東大学男子リーグ戦1部2部入替戦
明治大学
3年連続で入替戦に出場しながらも、1部昇格を果たせなかった明大。しかし今年は高橋(純)主将(文4)を中心に守備を重視した粘りの“拾ってつなげるバレー”を展開し、見事2部優勝を飾った。
ブロック決定率3位の佐々木(文2)が相手のスパイクをはじき返し、今季リベロ賞を獲得した芳賀(営1)がどんなボールもどん欲に拾う。そしてセッター賞を受けた深町(政経3)が多彩なトスでつなぎ、絶対的エースの廣本(商2)や藤田(政経2)が強力なスパイクを次々と打ち込む。そして、チームの大黒柱・高橋(純)主将がリーダーシップを発揮し、今季の快進撃の原動力となった。
“今年こそ”と全員が意識を高め、望む入替戦。悲願の1部昇格はもう目の前に迫っている。
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<国際武道大学戦>
チームカラーは「粘りのレシーブ」。昨年までその中心を担っていた選手たちが抜けたことで守備面には若干の不安が残るものの、コートの外まで全力でボールを追いかける選手たちの姿からは確かに「粘り」の意識が感じられる。予選リーグでは昨季2位の筑波大をフルセットの末に破っており、その粘り強さは結果にも現れている。また攻撃面では、キャプテン・西原、センター・宮下ら4年生のほか、高い攻撃力を持つ2年生の中村や1年生の吉田ら下級生にも注目だ。
入替戦展望
「1部残留」という固い決意を胸に、全力で向かってくるだろう国武大から明治はどうすれば点を奪い取ることができるか。勝負のカギとなる、ブロックとスパイクから予想する。
☆ブロック
国武大はパワフルなスパイクを武器とする。そのため、本学が国武大を攻略するにはしっかりとコースをふさぎ、レシーブ陣につないでいくことが重要だ。ブロックでワンタッチを取ることができれば、後ろに控える今季リーグ戦でリベロ賞を受けた芳賀や高橋(純)主将らが正確なレシーブでセッターにボールをつなげる。
国士大戦では、センター・佐々木、北浦(商3)以外にも、深町・廣本などの活躍が目立った。チーム全体としてブロック力が上がっているのは確実だ。深町や佐々木などタイミングを読むことができる選手に合わせてのコンビブロックが入替戦でも武器となる。
☆スパイク
深町の速いトスから展開される本学の攻撃。しかし、「速さ」に偏りすぎてしまうと攻撃が単調になってしまう。常に3枚のアタッカーがいる明治ならではの多彩な攻撃で相手ブロッカーを翻弄(ほんろう)できれば、本学の勝利は見えてくるはずだ。明治のアタッカーはトスの精度によって大きくその決定率に影響を受けている。しかし、セッターに頼り切った状況では、今後の大幅な戦力アップにはつながらない。これはトスの乱れやすい2段トスの場面でも言えることだ。アタッカーがトスを見てフェイントやブロックアウトを狙っていくことで、拾える点数は少なくない。
3度にわたって、悔しい思いをしてきた明治。しかし、今季の明治は攻守にわたって、決して1部校にも劣らない。小さなミスで流れを崩さないよう1球1球を大切に、悔いの残らないように戦ってきてほしい。
○会場アクセス○
日体大健志台米本記念体育館(http://www.nittai.ac.jp/campus/kenshidai_map.html)
田園都市線「青葉台」駅下車 改札口を出て右に、バスロータリーを右奥へ
4番乗り場 東急バス「日体大」行きより約10分
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