全勝で1次リーグを突破!連勝止まらず/関東大学秋季リーグ戦
<国士大戦>
スタメンからエース・廣本(商2)が出場し、サーブやスパイク等幅広い活躍でチームをけん引する。ケガのため力一杯スパイクが打てず、「廣本は完全復活には程遠い」(佐々木監督)。しかし強烈なサーブは健在で、また角度をつけコースを狙ったスパイクやフェイントを織り交ぜ相手を翻弄(ほんろう)するなど、彼の技術的な力は底知れない。チームの盛り上げ役としても外せない大きな存在となっている。
第1セット序盤、藤田(政経2)がスパイクやブロックで点を重ねるも、両者引けを取らずゲームは展開し、13―13。この中盤に差しかかる大事なポイントで、本学のペースは乱れ始め、タイムアウトを挟むも、そのままずるずると5ポイント連続で相手に得点されてしまう。終盤なんとか調子を取り戻し、じりじりと差を詰め、一時は2ポイント差まで追いついた本学だが、やはり中盤の大量失点が大きく響き、今季リーグ2度目のセットを落としてしまう。
第2セットは、相手のミスも手伝ってか、打って変わって終始本学ペースで試合が運び、大差をつけ勝利する。
続く第3セットはシーソーゲームとなるが、相手に流れが行きかけたときに際立ったのが、1年生の活躍だ。芳賀(営1)が必死のレシーブで最後までボールに食らいつき、田辺(法1)はスパイクやブロックを決め、相手に連続ポイントを与えない。一方で、廣本や藤田、山田(営2)ら2年生が攻撃の中心となり点を重ね、徐々に点差をつけていった本学がシーソーゲームを制する。
第4セット、ここにきて本学の勢いは最高潮になる。序盤では高橋(純)主将(文4)が2ポイント連続スパイクを決め、チームを活気づける。しかし相手のスパイクも強烈で、両者譲らぬ展開が続き、12―13。相手のサービスミスをきっかけに、一気に流れを引き寄せた本学はその後、深町(政経3)や田辺のスパイク、ブロックで5ポイント連続得点し、第1セットの雪辱を果たす。勢いづいた本学は止まらず、最後も4ポイント連続で得点し勝利を収めた。
<亜大戦>
第1セット、先制点を得たもののその後レシーブミスが続き、相手に5連続得点を許して劣勢に立たされる。しかし今週ケガから復帰した廣本(商2)が強烈なスパイクでその悪い流れを断ち切ると、今度は互いに連続得点を許さない白熱した展開になっていく。中盤、山田(営2)のブロックや高橋(純)主将のスパイクによる得点で粘りを見せると相手がミスを連発、形勢を見事に逆転し1セット目をものにした。
続く第2セットも1セット目の流れを受けて順調に得点を重ねていく。しかし中盤、高橋(純)主将がレシーブの際に足首を負傷しコートを離れるというアクシデントが発生。その後は精彩を欠くプレーが何度か見られるなど、チームの柱である主将の不在が与えた影響は大きかったが、序盤のリードと相手のミスに助けられ、大差をつけて第2セットを制した。
しかし第3セット、第2セットからの不安な雰囲気を払拭できず、相手の攻撃を止められない展開が続く。中盤田辺(法2)のブロックなどによる5連続得点で一時逆転したもののすぐに取り返され、結局接戦の末にこのセットを落とした。
ようやく落ち着きを取り戻してきた4セット目は、それぞれが着実に得点を決めていき、廣本のサービスエースで流れを一気に引き寄せると、そのまま最後まで危なげなく試合を展開し、上位リーグ1勝目を決めた。
上位リーグ初戦、予期せぬアクシデントに見舞われたものの、そこから見えたのはチームとしての精神力の強さだ。「劣勢でもあきらめない粘り強さが出てきたし、1セット落としてもすぐに気持ちを切り替えられるようになった」(佐々木監督)。
選手同士の信頼、チーム全体の戦力の底上げなど、このリーグ戦を通して成長した部分も多い。残る2戦もこのままの勢いで勝ち進み、2部リーグ全勝優勝を目指したい。
~次週対戦カード~
▽10・13(土)11時~ 第3試合 専大戦 場所:日大八幡山体育館
▽10・14(日)11時~ 第3試合 国士大戦 場所:日大八幡山体育館
上位リーグ戦に入り、実力の近い相手との連戦となるため、これまで以上に油断できない戦いになることは必至だ。特に国士大には今週の試合で1セット目を取られており、次週の試合も気を引き締めて臨んでほしい。
今週の勝利で入替戦への出場が濃厚になった本学。自信を持って入替戦に臨むためにも、このまま全勝で2部リーグ優勝を飾りたいところだ。
関連記事
RELATED ENTRIES