強敵早大を2ー0で完封、2試合ぶり勝ち点3/関東大学リーグ戦

1999.01.01
 雨が降りしきる中、第8節・対早大戦が行われた。本学は完封勝利を収め、2試合ぶりの白星を挙げた。
 立ち上がりから雨で滑りやすいピッチと早大の激しいプレッシャーで本来のパス回しができない。前半のシュートは0本、防戦一方となった。しかし早大の猛攻を何とか防ぎ、前半を0-0で終える。
 迎えた後半。長友(政経3)の右足が、流れを変える。7分、ゴール正面で得たフリーキック。短い助走から放たれたシュートはゴール左隅に吸い込まれた。さらに22分、坪内(営3)の右からのクロスを途中出場の山本(政経1)が頭で押し込み2-0。その後、早大に幾度もゴールを脅かされるが、体を張った守りでシュートを枠に打たせない。本学は2-0と完封し、前期リーグ終盤へ向け価値ある勝利だった。

 東海大戦は雨で流れたとはいえ、第5節は一人少ない国士大に引き分け、前節は駒大にリーグ17戦ぶりの黒星と流れが悪く傾きかけていた中で、4位にいた早大を破ったのは大きい。前期リーグ戦も終盤を迎え、法大、流経大と、強豪との対戦が残るが今日の後半のような気持ちの入ったプレーを見せれば、結果は付いてくるだろう。次節は学芸大戦。連戦が続くが上位に残るためにはここが踏ん張りどころである。  

試合後のコメント
神川監督
「今日は内容は良くなかったが結果オーライ。前半は気持ちが入っていなかったのでハーフタイムにきつく言った。最後まであきらめずにシュートをブロックしていたのが良かった。勝ちはしたけど気を引き締めて次節に臨みたい」。

石井主将(営4)
「ずっと苦しかった。ゴールに向かってシュートすることが少ないのでシュート数を増やしたい。前期は勝ち点20以上取りたい」。

長友選手(政経3)
「フリーキックは狙ってた。チームが勝ったことはすごく良かったけど、個人としては全然だめ。もっと自分を見詰め直さないといけない」。

山本選手
「(出場の際、監督には)セカンドボールが拾えていなかったので、それを拾うように言われた。ゴールは坪内さんのボールが良かったから決められた。チームに貢献できてうれしい」。