天皇杯予選で慶大に6―0と快勝/天皇杯予選

1999.01.01
 6月の総理大臣杯以来の公式戦。ここ2試合は早い時間帯に失点していただけに、立上がりの戦い方が重要なポイントとなっていた。結果、本学は慶大相手に6―0と圧勝し順調に2回戦へと駒を進めた。

 前半、課題とされていた立ち上がりに早速フリーキックを与えてしまう。しかしここを関(法4)や石井(営4)を中心にしっかり守り切ると、21分に根本(農4)のシュートがバーを叩き、こぼれたところを坪内(営3)がゴールに蹴り込み先制点を奪う。さらに坪内は27分に2点目を決め、33分には林(商3)がPKをきっちり決めて3―0。いい流れのまま試合を折り返す。

 そして後半開始から積極的な攻めを見せる本学。21分には相手ボールを奪った山田(政経1)から橋本(政経3)、藤田(法3)とつなぐと、パスを受けた藤田がそのままシュート。これで4―0となった。その後の橋本のゴールは決まったかと思われたものの、惜しくもオフサイド。しかし27分、ゴール前の混戦からボールは坪内の元へ。狙い澄ましたミドルシュートはゴールに突き刺さり、これで坪内は自身初めてとなるハットトリックを達成した。終了間際には相手ディフェンスの裏に抜け出した岡部(商4)がゴールを決め、6―0で試合を終えた。

 明治らしいつなぐサッカーから得点し勝利を収めた本学。この結果を神川監督も「全員がやるべきことをやってくれた」と評価した。次の2回戦は中1日で迎える駒大戦。前期リーグ戦では敗北を喫しているだけに負けられない試合となる。しかし「自分たちのサッカーをするだけ」(岡部)、「駒大には勝ちたい」(坪内)と選手たちに不安はない。この勢いのままリベンジを果たし、2回戦を突破してくれるであろう選手たちに期待が懸かる。  

☆試合後のコメント☆
神川監督
「全員がしっかり戦えた。次の駒大は決してやれない相手ではない。力試しのつもりでやりたい」。

石井主将
「久々の公式戦で緊張があったが先制点でほぐれた。しっかり休んで次に備えたい」。

岡部選手
「勝負は次の駒大戦。自分たちのサッカーをするだけです」。

坪内選手
「初めてのハットトリックでうれしい。試合の流れをつくれて良かった」。