FC町田ゼルビアに1―0で勝利、東京都代表に/天皇杯予選
迎えた後半も均衡した試合となった。一進一退の展開が続き、なかなか先制点が生まれない。決めきれない場面が続くと、本学は徐々に守備にまわる時間が増えてくる。苦しい時間帯が続く中、流れを変えるために監督は田中(営2)に代わり長友(政経3)を投入。するとその長友が34分、試合を動かす。守備から得たボールを橋本が大きくサイドチェンジする。それに反応し素早く抜け出した長友が、詰めてきた相手DFをフェイントでかわしシュート。角度のないところから打たれたシュートは交錯する相手の横をすり抜け、ゴールに吸い込まれていった。終了間際には相手の猛攻にあったものの全員でゴールを守りきり、ついに1―0で勝利を収めた。
この勝利で9年ぶりとなる天皇杯本選への出場権を得た本学。この快挙に選手のみならず監督やチームメート、また応援にきた観客らが喜び合った。社会人相手にも運動量で上回り、全員の気持ちのこもったプレーでつかんだ東京都代表の座。勢いに乗る本学がこの先の天皇杯本選やリーグ戦でどんな活躍を見せるのか、大きな期待が懸かる。
試合後のコメント
神川監督
「楽な試合はなかったが、ここまでこれてうれしい。選手たちはしっかり動けていた。なんとかJリーグのチームとやりたい」。
石井主将
「タイトルを取るという目標を叶えられてうれしい。後半、ゴール前までいく機会は増えたが迫力が足りない。もっと工夫がいる。後期リーグは1試合1試合明治らしく戦っていきたい」。
長友
「自分の持ち味を出せた。押し込まれもしたが、全員の勝ちたい気持ちが強かったから勝てたと思う」。
橋本
「とにかく勝ちたかった。Jリーグのチームとやるチャンスはないから、ここまできたら対戦したかった。これからも、点に絡んでいけるようにしたい」。
板倉(文1)
「初めての公式戦に緊張したが、先輩に声を掛けてもらいのびのびできた。攻守の切替えを意識してできた」。
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