中大に大量4点を上げ圧勝/関東大学リーグ戦

1999.01.01
 前節では順大に2―1での負けを喫した本学。天皇杯を挟み気持ちを切り替えて挑んだこの試合、開始からリズムをつかんだ本学は4―1で勝利を収めた。

 前半、立ち上がりから試合は本学のペースで進む。開始わずか1分、橋本(政経3)が相手のファウルから得たフリーキックをゴール右に鮮やかに決め、本学は欲しかった先制点を得る。さらに橋本、根本(農4)とつないだボールを林(商3)がシュート。これはわずかに左に外れたものの、本学の攻撃が光る。すると22分に橋本がドリブルで駆け上がりピンポイントでクロスを上げると、坪内(営3)が頭で合わせ2点目。28分に一瞬のスキから近藤(営3)のオウンゴールで1点を許す。しかし42分に小林(政経1)のパスに反応した根本が3点目を決め、本学はいいリズムのまま前半を折り返した。

 後半、なんとか追いつこうと中大が積極的な攻撃に出る。我慢の時間が続き何度か危ない場面を迎えるが、関(法4)のファインセーブや近藤の体を張ったプレーがチームを救う。すると39分、それまで堅実な守備を続けていた本学にチャンスが訪れる。相手ボールを奪った根本が駆け上がり、山本(政経1)へパス。さらに山本から林へとボールが渡り、ゴール正面から冷静にシュートを打つ。ボールはDFの間をすり抜け、試合を決定付ける4点目が決まった。このまま試合は終了し、本学は見事4―1で勝利を収めた。

 課題だった立ち上がりに先制したことで勢いに乗った本学。またしっかりとした守備から攻撃を組み立てていく「自分たちのサッカーを取り戻すことができた」(神川監督)と、選手には自信が付いたはずた。次節には現在リーグ得点王の渡邉(早大)を有する早大との戦いが待っている。得点王を狙う林の活躍はもちろんのこと、「粘り強いサッカーをしたい」(神川監督)と意気込むチームから目が離せない。

試合後のコメント
神川監督
「攻撃力のある中大に対して、しっかりとしたディフェンスができていた。失点はしたがそれよりもいいディフェンスから攻撃につなげられたことが大きい」。

石井主将(営4)
「先制できたことが大きかった。チームとしては攻め込む場面も多く良かったが、個人の小さいミスを修正して次に臨みたい」。

「チャンスが来ると思っていた。次の早大戦でもゴールを決めて勝ちたい」。
坪内
「前節負けていた上に、これ以上負けると上位と離されてしまうから絶対に勝ちたかった。今日はシュートも打てていたし、一つ課題はクリアーできたと思う。早大戦も気合いを入れて臨みたい」。
根本
「シュートの前にゴール前から呼ばれていた。2年生以来の久しぶりのシュートだったからうれしかった。ハーフタイムは自分たちが2点差を逆転したから、2点差は危ないから気を引き締めた」。

橋本
「今日は調子が良かった。ただ自分の出ている間に3点差をつけたかったから残念。フリーキックはコースが空いていたから狙った。ずっと(ここ数試合)点を取られていたから、早いうちに決められて良かった。次は勝たなければいけない試合。次も立ち上がりから、点を取れるように攻めていきたい」。