東海大に逆転勝利、価値ある1勝を得る/関東大学リーグ戦
前半、開始から試合は相手ペースで進む。相手の勢いにのまれ攻め切れない本学は、何度も危ない場面を迎える。それでも20分、右サイド橋本(政経3)のクロスに林(商3)が合わせるものの、気迫のダイビングヘッドはわずかに右に外れ先制点を逃した。その後も坪内(営3)のミドルシュートなどからチャンスはつくった本学だが、一進一退の展開が続き前半を0―0で折り返した。
後半、本学が徐々にペースをつかみ始める。しかし決め切れない場面が続くと、一瞬のスキから抜け出した相手をペナルティーエリア手前で倒してしまう。そのフリーキックが直接ゴールに吸い込まれ、本学が攻めあぐねる間に先制点を決められた。1点を追う本学はここから勢い付く。まずは31分、ファウルで得たフリーキックから橋本がゴール前にボールを蹴り込む。これを混戦の中、増田(商3)が頭で合わせ同点に追い付く。38分には橋本がゴール前で囲まれながらも強引にドリブル突破。その橋本からのパスを走り込んで来た小林(政経1)が鮮やかなミドルシュートを決め、見事に勝ち越した。ロスタイムにはキーパーと1対1になった林が倒されPKのチャンスを得る。これは相手にコースを読まれ追加点はならなかったが、最後まで攻め続けた本学が2―1で勝利を収めた。
前半は東海大の速い攻撃に苦しめられた本学。しかし攻撃と守備の切り替えを意識することで、徐々に明治らしいサッカーを取り戻した。また連勝の中でも気を抜かず戦い切り、前期の課題を克服できたことが改めて証明された試合でもあった。次節の筑波大戦、選手たちはチャレンジャーの気持ちを忘れることなく戦ってくれるだろう。一戦一戦、確実に進化していく彼らから目が離せない。
☆試合後のコメント☆
・神川監督
「90分間通して力を出せていて、選手たちの成長を感じた。前半は落ち着いていなかったのでハーフタイムには守備について話した。フリーキックを与えてしまったが、ミスはあれだけ。次節までにコンディションを整え、受け身にならず泥臭く戦いたい」。
・石井主将
「(累積警告で)次節が出場停止だが今は誰が出ても問題ないから心配はしていない。前期は勝った後に結果が悪かったので今日は勝ててよかった。大きな進歩だと思う」。
・関
「自分のミスで失点しまったのが良くなかったが、相性の良くないたつのこで勝てて良かった。前半は調子が良くないのは分かっていた。後半に失点しなくて良かった。(次節も)しっかり集中してやっていきたい」。
・増田
「格下相手に意識していた部分もあったが得点を決めることが出来たのはうれしかった」。
・小林
「試合にはいつも通り落ち着いて入った。(得点のシーンは)まさか自分のところにボールが来るとは思っていなかったので焦ったが、決められて良かった。次節もみんなで力を合わせいい試合がしたい」。
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