夏合宿直前!藤田HCインタビュー
――春のオープン戦が終わりチームの仕上がりは?
「順調な仕上がりですね。収穫は、慶応とのオープン戦でリザーブの土井(政経3)、仲西(政経3)、松浦(商3)の前3人で粘ってスクラムトライをとったことですね。控え選手の活躍はレギュラーに刺激を与えてくれました。
――オープン戦ではセットプレーがまだ安定していませんでしたが…
「セットプレーはまだこれから。夏合宿で、サントリーの山岡を呼んで指導してもらったり、ドライビングモールが強い東芝からもコーチを呼んで練習をやります。これは、それだけのことが教われるベースが今年のチームにはあるからね」。
――スポーツ新聞でも取り上げられましたが、体力テストをクリアしなければ合宿の参加資格がない?
「そう。それなりの数値がないと夏合宿にやろうと思う練習ができないから。ある程度の値がないと練習でも足を引っ張ってしまう選手が出てきますからね。クリアできなかった選手には再チャレンジをしてもらっている」。
――その夏合宿で早稲田とのFW練習がありますが。
「早稲田からそのような話があって、最初は断ろうとした。でも、リコーに練習に行ったときに1回目はスクラムが相手に押されていたけど、回数を重ねるごとに押し返していった。これは、学生が慣れていなかったから。それと同じで、夏に早稲田と1回やることで慣れにいこうと言うこと。その上で、対抗戦で戦った方が良いからね」。
――今年のBK陣はどうですか?
「BKにもスクラムマシーンを押させて体幹を鍛えている。体のまっすぐの線が強くなくちゃいけない。ぶつかったときのバランス、柔軟性、腹筋、背筋、足腰を鍛えることが大切。どんなスポーツでもそのことは当てはまるからね」。
――対抗戦での戦いは?
「春もそうだったけど、試合ごとにターゲットをつけて戦っていき、それに加えて攻撃のオプションを増やしていきますね。チーム全体に余裕が出てきたからオプションも増やすことができるし、勝ちたいという表れがある。帝京や慶応戦へ向けての戦い方も頭の中にありますよ。早明戦では、秘策を用意しています」。
――目標はトップリーグ4強に勝つこと?
「そうだね。トップリーグの上位とやって対等に戦うまでの力を付けなければ大学日本一もない。試合でも、1試合に一つはスクラムトライをとることも目標です」。
――最後に、ファンの方へに一言お願いします。
「今年のチームは昨年の土台の上にあるチーム。積み重ねの成果が秋には確実に出てくると思います。目標はもちろん大学日本一です。応援よろしくお願いします」。
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