山のスペシャリスト出現で往路11位

1999.01.01
尾籠、今井に次ぐ区間2位 
 3年連続の山登り挑戦となった今大会、尾籠はレース前から好調を維持。それでも、順大の今井正人に次ぐ区間2位は「できすぎ」(山本コーチ)と、チームにとっては予想外の好走だった。一度、急激な疲労から立ち止まったが、コース変更後の区間歴代5位に相当する好タイムをたたき出した。
 尾籠は前回の自身の記録・1時間23分58秒(区間16位)を3分19秒も短縮。往路成績も前回の5時間42分49秒(16位)を2分56秒縮めた。5区・尾籠の躍進がそのまま往路成績向上に反映されたといえる。

岡本、華の2区で6人抜き
 3回目の箱根にして初の2区登場となった岡本が、区間9位で6人抜き。集団の中で駒大、順大などの強豪チームのエースに競り勝ち、16位で受けたタスキを10位に押し上げた。
3区・池邉主将、4区・エントリー変更で松本に代わった東野が不調で順位を下げたが、大崩れすることなく尾籠につないだ。がっちりとまでもいかないまでも、歯車がかみ合った。

 3日の復路はトップ・順大から6分40秒差でスタートする。5秒前にスタートする9位・山梨学大、10位・東洋大を追いかけ、41年ぶりとなるシード権獲得を目指す。