2年連続の伊勢路出場ならず/全日本大学駅伝予選会

1999.01.01
 全日本大学駅伝に出場できる5校の枠を争い予選会に挑んだ本学だが、結果は11位と予選通過はならなかった。

 流れを作る上で重要な1組目を任されたのは石川と伴。石川は序盤から先頭集団でレースを展開し、5000mを過ぎた辺りでスパート。そのまま走り切り見事組内1位でチームに勢いをつけた。一方の伴は32位で「高校と大学との壁を感じた。もっと強くならないと」とほろ苦い大会デビューとなった。
 続く2組目は大舞台でのレースは初めてとなる長内主将と佐藤(昭)。二人とも終始集団の後方でレースを展開する形となった。長内主将が後半追い上げ10位に入るも佐藤(昭)が34位に終わり1組目の流れを生かすことはできなかった。

 3組目は調子を上げてきた中村と岡本。序盤から中村は先頭に立ち積極的なレースを展開するも後半失速し7位。岡本も必死で集団に食らいつこうとしたが16位に終わりこの時点で予選通過は厳しいものとなった。

 各校のエースが集う最終組を任されたのは東野と松本(昂)。共に本来の走りからは程遠い内容でレースを終え、最終的な本学の結果は11位と惨敗に終わった。

 「状態をこの予選会に合わせることができなかった。結果は結果として真摯(しんし)に受け止め夏合宿はとにかく気合いを入れてやっていく」(長内主将)。この大会で見えた多くの課題。その課題を夏合宿で克服しなければ箱根駅伝の予選通過は厳しいものとなるだろう。