
渡邊、大学初の準優勝/東日本学生春季新人戦
1、2年生だけで戦う本大会。フリースタイルで渡邊が大学初の準優勝に輝いた。また、加藤と佐藤が1年生ながらベスト8まで勝ち抜くなど、下級生の健闘により近ごろ成績の振るわなかったレスリング部に光が差した。
先日の明治杯で3位と勢いに乗る渡邊は1、2回戦、準決勝と順調に勝ち進む。迎えた決勝戦、相手は明治乳業杯の初戦で対戦し、見事倒した相澤(日大)。「相手は1年生だから負けられない」(渡邊)と気合十分で臨む。
第1ピリオド、なかなか攻められずポイントを取れないために0-0のままクリンチ(コイントス)へ持ち込む。だがコインの結果は相手の攻撃。渡邊は相手の押し出しに耐え切れず場外となりポイントを譲ってしまう。勝負の懸かった第2ピリオド。またしても攻め切れない渡邊は勝負の行方をクリンチへと持ち込む。だが運は味方をしてくれず、コインは再び相手の攻撃を示す。そしてこのままポイントを奪い返すことができず、敗北を喫した。
明治杯に続き、「ポイントの取れないレスリング」(多賀総監督)が尾をひき、優勝の座を譲ってしまった渡邊。だが、以前から勝てなかった相手・河野(青学大)に勝つなど、彼の強さは結果に表れている。大学初の準優勝を手にした誇りと自信で大きく弾みをつけた渡邊は、今大会で残した課題を見直し、夏の大会へ向けてさらに前進するであろう。
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