上位入賞逃すも、価値のある経験/女子部記録会
前後半20本、合計40本を引き、集中力を維持させることがカギとなる女子部記録会。近松と渡辺にとって初めての長丁場となった。
「集中力が20本ぐらいしか持たないので、40本全力で引ききろうと臨んだ」(近松)。大会前日に行われた交流戦での疲労もあり、初めから集中力が切れている状態で思うような射ができずにいた。「情けない」と感じた近松は後半奮起し、20本中16本を的に当てることに成功。後半部分だけを見ると上位入賞者に匹敵する集中力を見せつけた。
渡辺にとってはスランプに悩ませられながら臨む大会となった。前日の交流戦では8本中1中しか当てられず交代を命じられるなど「自分の中で最近良くない状況が続いていたので、記録会では思いきりやろうと決めた」(渡辺)。立ち上がりこそは普段よりも引きが早く思うように振るわなかったが、長い戦いの中で自分のスタイルを徐々に戻すことができた。
本学にとって女子部記録会は6月に行われる関東インカレでの前哨(ぜんしょう)戦。結果よりも経験こそが大事となる。今大会を通じて精神面に変化が見られた2人、関東インカレでどう花を咲かせるのだろうか。
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