ベスト8止まりも変わり始めた選手たち/東京学生柔道優勝大会
今大会は6月のインカレの前哨戦であり、チームの調子を確かめる上で大事な大会である。だが、初戦の東大戦と次戦の帝京大戦は勝利こそしたものの、格下の2校を相手に一本をスムーズに決められない場面が目立った。暗雲漂う中で向かえた日大戦。結果は1―2と接戦の末の惜敗に終わる。
「取るべき選手が取れなかった」(藤原監督)。主戦力の山本(政経3)と田中(政経3)はポイントを取りに攻めるべきなのに、守りに入ってしまった。取るべき選手であるはずだったがドローという結果になる。
しかしその一方で、清水(政経2)の健闘が光った。0―1で臨んだ副将戦。自身が負けたら4回戦敗退というプレッシャーの中、清水は攻めた。一進一退の攻防の競り合いをラスト数秒に有効を取ることで制した。園田助監督の指示により取り組んでいた「残り1分で攻め続ける練習」が実を結んだ形といえる。
この競り合いに勝った意味合いは大きい。明治は常々、心技体の心の部分が弱いと言われていた。監督、部員もその点を自覚していて、花本主将(営4)を中心とし、練習を通して心の強化に努めていた。
練習は間違っていなかった。続く大将戦。松岡(禎・営3)はポイントをリードしていたが試合終了間際に一本を取られた。負けはしたものの、勝負に出た末の負けである。松岡(禎)にもまた心の変化が見て取れた。
「取るべき選手が取れなかった」(藤原監督)。主戦力の山本(政経3)と田中(政経3)はポイントを取りに攻めるべきなのに、守りに入ってしまった。取るべき選手であるはずだったがドローという結果になる。
しかしその一方で、清水(政経2)の健闘が光った。0―1で臨んだ副将戦。自身が負けたら4回戦敗退というプレッシャーの中、清水は攻めた。一進一退の攻防の競り合いをラスト数秒に有効を取ることで制した。園田助監督の指示により取り組んでいた「残り1分で攻め続ける練習」が実を結んだ形といえる。
この競り合いに勝った意味合いは大きい。明治は常々、心技体の心の部分が弱いと言われていた。監督、部員もその点を自覚していて、花本主将(営4)を中心とし、練習を通して心の強化に努めていた。
練習は間違っていなかった。続く大将戦。松岡(禎・営3)はポイントをリードしていたが試合終了間際に一本を取られた。負けはしたものの、勝負に出た末の負けである。松岡(禎)にもまた心の変化が見て取れた。
結果こそ付いてこなかったが、目標としてきた心技体の「心」を身に付けた選手が見受けられたという意味では収穫のある大会だったのではないか。試合後に悔しがる選手が多くいたのは、6月の団体戦で優勝を目指す気持ちが全体的にあるからだ。このままの練習を維持して、個人がどれだけそれぞれの意識を高めて「心」の部分を伸ばせるかが優勝へのキーポイントとなる。
試合後のコメント
園田助監督
「明治の看板を背負っているという覚悟はあるのか。まとまれ」。
花本主将
「やばい、このままだと日本一になれない」。
影野(政経3)
「チームのためにできなかったのが悔しい」。
田中
「気持ちが足りない」。
松岡(禎)
「練習から受けをしっかりやる」。
清水(政経2)
「勝てるところで勝てなかった。国士と戦えなかったのが残念」。
西岡(営2)
「全日本ではレギュラーで出てチームに貢献したい」。
長谷川(政経2)
「内容は最悪だった」。
石沢(営1)
「もっと気持ちを出していきたい」。
武田(法1)
「一回しか出れなくて悔しい」。
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