13名が全日本へ駒を進める/東京学生体重別選手権

1999.01.01
 10月13・14日に行われる全日本体重別選手権の予選を兼ねた今大会。本学からは、優勝した鈴木(雅)と田中を含めた計13名が全日本体重別選手権へ駒(こま)を進めた。

 王者・国士大など全国大会にも出場経験のある選手たちが顔をそろえた今大会では、地区予選といえどもハイレベルな争いが繰り広げられた。そんな中、鈴木(雅)と田中は安定した戦いぶりで見事に優勝。昨年、同大会で優勝した花本と山本はケガのため惜しくもベスト8で棄権したが、それでも出場権はきっちりと確保した。
 
 迎えた決勝戦。全階級の試合が一斉に行われたため、会場は母校を応援するたくさんの声であふれていた。本学から決勝に進出した鈴木(雅)と田中の相手は、どちらも国士大の選手。だが、2人は対戦相手に気後れすることなく積極的に勝負を仕掛け、見事に1位の座を勝ち取った。うれしくないはずがない。しかし、優勝した両選手の顔は試合前よりも引き締まっていた。
 
 「東京で負けるわけにはいかない」と優勝した鈴木(雅)が語ったように、選手たちの目標はあくまでも日本一である。だが、試合を重ねるごとに課題も見えた。「東京はガードの堅い選手が多い。どう崩していくか考えないと」(鈴木・雅)。全日本まであと一月。今大会で得た課題を忘れずに、そして誇りと自信を胸に、日本の頂点を目指してほしい。