国士大に敗戦し、まさかの5連敗/関東リーグ戦

1999.01.01
国士大に敗戦し、まさかの5連敗/関東リーグ戦
 前半、本学は相手のディフェンスに阻まれ思うような攻撃ができない。また、ゴール直前でのパスミスが多く、チャンスを生かしきれず苦戦を強いられる。「出だしから相手のペースにのみ込まれてしまった」(葉玉主将・農4)ことで自分達の試合に持っていけない状況が続く。葉玉主将を中心にPKなどで着実にポイントを重ねるも相手の勢いに押されたまま前半を終える。ただ、相手の攻撃に対して「粘り強いディフェンスができている」(松本監督)と評価できる部分もあった。

 迎えた後半、前半からの国士ペースでゲームは進んでゆく。その流れを断ち切ったのは葉玉主将だった。15分、葉玉主将のゴールをきっかけに本学は4ポイント連取。しだいにチームに活気が生まれ、終盤には選手一人一人が必死のプレーを見せる。ラスト20秒で監督はタイムアウトを選択。選手を集め、最後のチャンスに備える。しかし、国士大にあと一歩及ばず痛い敗戦となった。「後半はしっかり点が取れて、ミスが少なかった。後半の集中力を前半でも持ちたかった」(葉玉主将)。

 今回の試合を終え、本学はいまだに白星が無く、結果“5連敗”。しかし、昨年とは違い「試合内容もチームの雰囲気も悪くはない。ただ勝てない」(松本監督)。そして以前に比べると「相手に離されず、食らいつくことができてはきている」(松本監督)。4年生を主体に改めてチームづくりを見直した本学。試合を重ねるごとに4年生を中心にチームにまとまりが出てきた。「日体大にはどれだけくらいついていくかで、残りの3試合に影響が出ていく」(葉玉主将)と次の試合を重要視している。もう一度チーム一丸となって次戦に挑んでほしい。