初戦は好発進!男女アベック優勝/関東学生選手権

 今季初の公式戦。本学からは5名が参加し、互いの実力を競い合った。
 男子は、柴田が得意のスピンやジャンプをほぼノーミスと安定した滑りを見せ、他を圧倒する演技で堂々の1位を飾った。「まだまだ本調子ではない。これからプログラムを変えるので、それをいかに自分のものにしていくかが今後の課題」(柴田)。
 一方の鳥居は「昨日の練習で頭を打ってジャンプが怖くなった」(鳥居)ことが影響し、出だしからジャンプを失敗するなどミスの目立つ滑りであったが、表現力でカバーし2位。今後は、今回不調だったジャンプや苦手なスピンの強化に励む。
 新しく石上と望月が加わり、3名で臨んだ女子。萩原が大胆かつ美しい演技で先輩の貫録を見せつけ、2年連続で頂点に輝いた。「不安だった最初のジャンプが完ぺきに飛べたので、その後も調子良く演技できた。スパイラルとダブルアクセルの出来は悪かったので、次までに必ず上達する」(萩原)。昨年21位に終わった全日本選手権の上位入賞に照準を合わせた。
 望月、石上は堂々とした演技を見せるも、ジャンプの失敗が多く、4位と11位に順位を下げる形となった。「シニアとして初めて4分演じた。体力がもたないので、まず体力づくりから始める」(望月)、「緊張したが、周りの選手が応援してくれてうれしかった。シーズンに向けて体を鍛えなおす」(石上)と大学初戦で得た課題を話した。
 今大会は各選手の長所と課題点をはっきりと示したものとなった。この結果を受け止め、秋のシーズンに向け再び滑り始める。