大差で勝利も、課題残る/関東大学秋季リーグ戦

 ここまでのリーグ戦全勝しているものの、快勝とはいえなかった本学。格下相手の専大戦であったが、またしても課題の残る試合となってしまった。
 第1ピリオド開始20秒、近藤(営2)・外崎(政経2)のアシストを受け田中(政経2)が先制点を奪う。ここから約10分は高田(政経3)の1点と田中の3点で本学の攻撃が続き、一気に4―0と差をつけた。しかしこの大差に余裕が生まれ「集中力も切れた」(藤井監督)本学は、17分49秒に今リーグ戦初得点を許してしまう。これによって完封勝利記録は3試合で止まった。
 気持ちを切り替えて挑んだ第2ピリオドだが、大学初ゴールを決めた牛来(政経1)の1得点に終わる。そして第3ピリオドでは藤井監督がセットを組みかえ臨むが、やはり完全に集中力を回復することができず、9分13秒には坂田(政経2)が審判からの2度目の注意により退場処分を受けてしまった。中盤も過ぎ、両校のプレーも激しくなる中、古市(政経1)がはじかれたパックを専大ゴールに押し込み6点差。そしてここから試合は動くことなく、試合終了を迎えた。
 試合後「内容がなかった」「出ている人の意識がない」と厳しい言葉を並べた藤井監督だが、「気持ちを入れていけば、誰が出てもいい試合になる」と選手たちの力は認めている。次の中大、さらには早大・東洋大の強豪校との対戦が山場となる本学。どのような気持ちで臨むか――勝負はそこにかかっている。

~藤井コーチの選ぶ今試合MVP~
失点したものの、堅実な守りを見せた寺島悠介(政経1)