収穫ある引き分け試合/関東大学秋季リーグ戦
試合開始から、本学は再三のパワープレーのチャンスを得る。しかし好機に得点がなかなか決められず、無念にも無得点で今ピリオドを折り返す。しかし「試合内容は良かった」(藤井監督)。パスのつながりも良く、シュート数も東洋大の8に対し本学14と果敢に攻撃を仕掛ける試合展開。流れは本学にあった。
第2ピリオド開始3分、沈黙を破ったのは本学だった。畑中(政経4)の運んできたパックが江端(法2)に渡り、すかさず長岡(法1)にパス。アタッキングゾーンぎりぎりからのロングシュートを放ち、パックは勢いよくゴールネットを揺らす。しかしその数分後、明治のディフェンディングゾーンにて増田(情コミ3)が東洋大の激しいチェックを受け、負傷。さらに、疲れが出てきたのか本学は「足の動きが悪くなってきた」(藤井監督)。そんな悪い空気を後押しするように、東洋大に同点打を決められ、試合は第3ピリオドへ。
勝敗が懸けられた最終ピリオド。東洋大らしい勢いのあるプレーが見え始めた一方で、本学も徐々に調子を取り戻してきた。両者一歩も譲らずに混戦状態の中、パワープレー中にノーアシストで田中(政経2)のゴールが決まる。そして守りきれば勝てるところまできたが、東洋大が立て続けに意地の2ゴール決め、本学はまさかの逆転を許してしまう。しかし、会場がすっかり東洋ムードの中、高田(政経3)と田中のアシストを受けた赤坂(政経1)がゴール際でパックをうまく入れ再び同点に戻す。その後は両校とも決勝打を狙い攻め続けるが、どちらにも軍配が上がらずに試合終了のブザーが鳴り響いた。
今試合、勝利とまではいかなかったものの「課題が見えてきた」(藤井監督)と今後につながる“収穫”があったことは確か。
次戦は28日。いよいよ1次リーグの山場であろう早大との対決である。
~藤井監督の選ぶMVP~
良い動きを見せた高田昌虎
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