全日本の舞台で妖精が舞う/全日本選手権展望

1999.01.01
 五輪経験選手が多数出場する今大会に、本学から岡部(文1)が出場する。全日本の舞台で、明治の妖精はどんな演技を見せるのか。                     
 9月に行われた全日本インカレでは、足の負傷を抱えながらも個人総合で4位に入る健闘を見せた。足はいまだに本調子ではないものの「大会までには調整していきたい」と前向きだ。
 普段は朝日生命の体育館で練習をしているが、週に1回本学の体育館へ練習に来ている岡部。明治でともに練習している仲間は「何事にもまじめで、体操に対する姿勢を見習いたい」(織田・文1)と一目置いている。また、岡部も「にぎやかで楽しい」とチームメートと共に練習する楽しさを実感。チームも岡部も、お互いが切磋琢磨し合い、高め合っている存在なのだ。
 大会を直前に控え、岡部は全日本インカレで失敗した苦手種目の「段違い平行棒」の練習に力を入れて取り組んでいる。「足にも負担がかからないので一番時間をかけて練習している」と、過去の失敗を胸に次へとつなげている。
 足の状態を気にせず自分の演技に徹すれば、優勝の可能性も十分に考えられる。今大会の意気込みについて「自分の演技に集中して失敗の少ない演技をしたい。途中で失敗が出ても最後まであきらめないように頑張りたい」と、大舞台での活躍を誓った。

◆岡部紗季子 おかべさきこ 文1 藤村女子高出 156cm