関西学大に惜敗―今後の課題と収穫つかむ/関西学大定期戦

    真夏を思わせるような快晴の中、新生グリフィンズにとって秋のリーグ戦を占う試合が行なわれた。

 「前半はリズムを作ることが出来なかった」(喜代吉・きよし・理工2)と語るように、序盤は苦しい展開が続いた。第1クォーターからいきなりタッチダウンとトライ・フォーポイントからキックを決められ、先制点を奪われた本学。前半のうちになんとか流れを変え、主導権を握りたいが、勢いづいた関西学大のパスが止まらない。正確なパスとランを織り交ぜる関西学大の攻撃にディフェンスは対応できず、徐々に相手のペースにのまれていく。第2クォーターでは立て直しを図るも、タッチダウンとフィールドゴールを決められ0-17と差がひらいてしまった。

 ハーフタイムを終えて気持ちを切り替えて臨んだ本学だが、第3クォーターでもタッチダウンを決められてしまう。しかし迎えた第4クォーター、開始直後から明治の猛追が始まった。
 きっかけを作ったのは中澤(政経4)だった。セーフティーから2点を奪うと、明治はこのプレーで一気に試合の主導権を握る。まず小薗(営4)がロングパスを見事にキャッチしてそのままエンドゾーンへ。さらにキックで1点を追加する。すかさず喜代吉がランからタッチダウンしキックも落ち着いて成功させると、畳み掛けるように小谷田(政経1)が相手ディフェンスを切り裂いてエンドゾーンまで走り抜けタッチダウン。この時点での得点は22-24。試合時間は残り約1分。続くトライ・フォーポイントで2ポイントコンバージョンを成功させれば同点に追いつくことが出来る。「気持ちで負けるな、と監督に言われました」(田中(蔵)・政経1)。タイムアウトの後、選手達が選んだのは成功率の高いキックでの1点ではなく2ポイントコンバージョンでの2点だった。選手達の願いが込められたボールがQB田中(蔵)のもとへスナップされる。だが、そのボールがゴールラインを越えることはなかった。その後は相手にフィールドゴールから3点を追加され、試合終了。22-27と惜敗した。

 昨年の大敗を考えれば、大健闘といっていいだろう。しかし今回の対戦相手である関西学大に対し、秋のリーグで本学と同じブロックである日大がつい先日のオープン戦で勝利している。この事実から、秋を見据えた上で、本学には危機感を持ったチームの再編が必要と言えるだろう。

 「今回の試合で課題は見つかった。今後はこれを1つ1つクリアして、秋に向けてレベルアップしていきたい」(田中主将(希)・政経4)。課題もあるが収穫もある。今回は主力の米山(文4)がケガで不在だった一方で、田中(蔵)や小谷田がルーキーとしては十分な活躍を見せてくれた。本番はこれからだ。秋のリーグ戦に向けてグリフィンズが動き始めた。