
100年の伝統をつなげ! 明大ラグビー部100周年記念式典・祝賀会が執り行われる/100周年記念式典・祝賀会
今年度で100周年を迎えた明大ラグビー部。記念すべき1年を祝うべくホテルニューオータニ鶴の間にて、明治大学ラグビー部OB・OG倶楽部(以下、OB・OG倶楽部)主催で100周年記念式典・祝賀会が行われた。会にはOB、OGを始め、大学関係者、他大学の監督など多くの人が祝福に駆け付け、盛大な会となった。
安住紳一郎アナウンサー(平9文卒)の司会で、記念式典が幕を開けた。まず行われたのは、明大ラグビー部100年の歴史をまとめた映像の上映。創部から現在までを写真や映像で振り返る貴重な映像は、参列者をくぎ付けにした。そして、明大ラグビー部西村弥部長の主催者挨拶に続き、大六野耕作学長、柳谷孝理事長、日本ラグビーフットボール協会副会長・山城泰介氏、関東ラグビーフットボール協会会長・海老原洋一氏の祝辞が行われ、明大ラグビー部の歴史を深く感じることができる時間となった。最後はOB・OG倶楽部会長・西妻多喜男氏(昭51卒)の主催者謝辞で締めくくられた。
立食形式で行われた祝賀会は、日本ラグビーフットボール協会名誉会長・森重隆氏の乾杯の音頭から始まった。現役部員とOB、OGが歓談する様子も見られ、コロナ禍の収束も感じられる時間となった。応援団のパフォーマンスも行われ、校歌を歌う際には応援団と参列者の「おお明治」の声が会場中に響き渡っていた。続いて行われたのは、神鳥裕之監督(平9営卒)と廣瀬雄也主将(商4=東福岡)の挨拶。「伝統を次の世代に引き継いでいくことが大事な使命。日本ラグビーに貢献する人材を輩出することができるようなチームになれるよう、日々精進していきたい」(神鳥監督)、「ここで挨拶できることはとても光栄。皆さんでひとつになって共に戦っていきたい」(廣瀬主将)という言葉に会場は拍手で包まれた。そして、この日一番の盛り上がりを見せたのは部歌の斉唱。現役部員全員とOBが壇上に立ち、廣瀬主将の独唱から始まった部歌は圧巻だった。そして、みんなで声をそろえて歌う様子は今年度のスローガン『ONE MEIJI』を体現しているようにも見えた。OB・OG倶楽部副会長・御園桂太氏(昭56卒)の挨拶で締めくくられた祝賀会は、たくさんの笑顔と共に幕を閉じた。
祝賀会での現役部員たち
部歌の斉唱 OB・OG倶楽部主催のもと、盛大に行われた本式典。私たちが当たり前のように見ている明大ラグビー部はこんなにも多くの人の支えと、長い歴史に支えられているのだと改めて感じる場となった。そして、式典の参列者だけでなく多くの関係者、OB、OG、ファンの応援を力に変え、明大ラグビー部は悲願の日本一を成し遂げてくれるだろう。廣瀬主将の「皆さんで一つになって共に戦っていきたい」という言葉の通り『ONE MEIJI』となり、明大ラグビー部を応援していこう。
[豊澤風香]
参列したOBのコメント
田村煕選手(平28営卒・現浦安D-Rocks)
――今日この日を迎えていかがですか。
「兄弟でお世話になっていてOBとしてもうれしいし、改めて本当に歴史のあるクラブにいたんだなと思いました」
堀米航平選手(平30営卒・現リコーブラックラムズ東京)
――明大ラグビー部での思い出を教えてください。
「僕が4年生の時は決勝で帝京に1点差で負けてそれが1番の思い出なので、卒業してからも明治と帝京はいつも見るようにしています」
笹川大五選手(令2政経卒・現リコーブラックラムズ東京)
――現役部員へのメッセージをお願いします。
「自分は明治のプロップ出身なので、スクラムだけは絶対に押されないでくれっていうのを伝えたいです」
石田吉平選手(令5文卒・現横浜キヤノンイーグルス)
――現役部員へのメッセージをお願いします。
「これだけ多くの人が100周年に力を入れてくれて、優勝で恩返しするっていうのが1番だと思います。僕らも優勝してくれたら嬉しいですし、個人的には優勝してくれたら僕らの代が報われる気がするので優勝してほしいです」
小林瑛人さん(令5法卒)
――現役部員へのメッセージをお願いします。
「僕的には1年間楽しんでほしいなって思います。4年生はもう最後の1年しかないので楽しんでほしいです」
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