
相馬、三宅ともに2回戦敗退/第71回全日本学生選手権
日本武道館を舞台に行われる学生大会の最高峰・全日本学生選手権。明大からは相馬武蔵主将(政経4=九州学院)、三宅康太郎(法3=福岡大大濠)が出場したが両選手とも2回戦で涙を飲んだ。大会は鈴木龍哉(法大)の決勝途中棄権により木村恵都(鹿屋体大)が優勝を飾った。
◆7・2 第71回全日本学生選手権
▼男子
相馬――2回戦敗退
三宅――2回戦敗退
2回戦で仲田寛(京大)と対戦した相馬。序盤は硬さが見えた。相馬のみならず、トーナメント制の個人戦であるがゆえ、序盤は総じて他会場でも慎重な展開の試合が増えた今大会。例えば大会終盤の準決勝が2試合とも有効打2本が決まる動きのある展開だったのに対し、相馬の2回戦は両者有効打がないまま水入りへ。再開直後、仲田のツキが決まり万事休す。「慎重な戦い方をする相手だったが、自分が慎重になり過ぎた。序盤から捨て身で技を出せていたら展開は違ったと思う」(相馬)と敗退を悔やんだ。
5月の第69回関東学生選手権でチーム最高の32強に進出した三宅は、1回戦で澤井翔(天理大)を下し2回戦へ。前半から嶌田瑞希(大教大)に先行される苦しい展開に、攻勢をかける三宅であったが崩し切れず時間切れ。「試合の中で考え過ぎてしまう部分があった。内容の悪い負け方だったことが悔しい」(三宅)。相馬、三宅ともに終始流れをつかめず、試合内容を悔やむコメントが目立った。
チームは8月に新潟での夏合宿を予定しており、秋季に焦点を合わせる。今大会の結果は振るわずとも、3年の三宅は来年度の大会を見据えた。この借りは1年後、必ず返してみせる。
[上瀬拓海]
試合後のコメント
相馬
――水入りの入る長い試合でした。
「当然相手も必死に来るのでこういう展開になることも想定していました。最後はツキで負けたのですが、過去にも同じような負け方をした試合があり、相手に狙われたのだと思います。自分自身としてもそこの改善ができていなかったように思います。正直今すぐに気持ちを切り替えるのは難しいですが、強くなって帰って来たいと思います」
三宅
――今大会の総括をお願いします。
「やはりフィジカル面での課題を感じました。試合中は考え過ぎてしまう部分があったので、無心で技を出せるまで練習を積みたいと思います。悔しいですが団体戦につなげることができましたし、来年度この舞台で勝てるようにしたいです」
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