
入替戦で順大に勝利 1部残留決定/関東学生1部リーグ戦
リーグ戦最終戦、3年ぶりとなる1部残留を懸けた入替戦に突入した。相手は1部昇格を目指す順大。点差を詰められる場面が見られたものの、明大リードのまま試合を進め最終戦で白星を飾り、リーグ戦は幕を閉じた。
◆5・7~6・25 関東学生1部リーグ戦
▼6・25 入替戦対順大戦(日体大健志台プール)
〇明大12{4―3、4―3、2―1、2-2}9順大
絶対に負けられない試合。守り続けてきた1部リーグとしての立場をかけて臨み「初めての経験という事もあり普段とは違う緊張感があった」(越智大介・理工3=明大中野)。第1P開始1分、順大に先制点を奪われてしまう。しかし、エースの越智がすぐさま得点を入れ返し、同点に。さらにペナルティスローを決め順調なスタートを切った。互いに声を掛け合い、いい雰囲気のまま明大リードで試合を進めていく。終盤相手にペナルティスローを許し、点差を詰められるものの得点優位の状態は保った。第2Pではさらに積極的な攻撃の姿勢を見せ果敢にシュートを打ち続ける。シュートチャンス逃さず、林大悟(営3=千葉敬愛)や宇津野貴大(営2=明大中野)のゴール正面からの力強いシュートを決め、順大にリードを譲らない。順大の素早いカウンターもあり3点を奪われるも、第1P同様1点差で第2Pを終えた。
接戦で試合が進む中、点差を広げ順大を突き放したい明大。第3P、先制点を奪われ、開始早々点差を詰められる。しかし、順大から二度のペナルティスローを奪い、越智が決め切り勝負強さを見せた。第4P、順大のカウンターをボールカットし明大のディフェンス面を見せる。互いにカウンターなどスピーディーな攻防を繰り広げ、明大がシュートを決めると順大も懸命に攻撃を続け、一進一退で試合が進む。それでもリードは許さず、最終スコア12―9で順大を下した。結果1部残留が決まった。
これで今季のリーグ戦全試合が終了。入替戦を制し1部残留を決めリーグ戦は幕を下ろした。リーグ戦で見えた「チームの良さはカウンター。ディフェンスからのカウンターを目指している。課題はシュートの決定率の低さやスタメンが欠けた時、控え選手との差があること。ベンチ全体で誰が出ても戦えるというようなチームづくりをしていきたい」(狭間俊至主将・商4=明大中野)。日本学生選手権(以下、インカレ)に向け、リーグ戦を経て見つけた課題を受け止め、さらに成長した選手たちの活躍する姿に期待したい。
[熊谷実夏]
試合後のコメント
狭間
――主将としてここ2年の結果もあり、プレッシャーはありましたか。
「もちろん去年、一昨年と過去にない最高順位などを残してきたんですけど、今年は今年というふうに考えて何が足りなくて何が強みなのかを考えてリーグ戦に臨めたと思いますし、選手一人一人は頑張ってくれたと思います」
――インカレに向けて意気込みをお願いします。
「リーグで2カ月間長い戦いをしてきて、正直ミーティングも短いまま次の試合に臨まなければいけなかったのですが、インカレは2カ月間空くので、しっかり話し合って自分たちの強みや形を落とし込めたいです」
越智
――残留が決まってのお気持ちをお願いします。
「ここで降格してしまうと自分の最後の一年が2部リーグになってしまうので残留が決まってほっとしています」
――接戦な展開でしたが、苦戦した点は何かありましたか。
「普段は挑戦する側に立つ事が多いですが挑戦される側に立つ事が初めてだったので相手の雰囲気にのまれてしまったことが苦戦した点でした」
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