曽野 3位入賞果たせず課題の残る結果に/東日本学生春季選手権

2023.06.28

 大会2日目は新人選手権男子フリースタイルが行われた。明大から11名出場するも、準々決勝までに全出場選手が敗退。65キロ級に出場した曽野壱晟(文1=いなべ総合)が善戦を見せるも、9―10と1点差で敗北し悔しさの残る一日となった。

 

◆6・26~28 東日本学生春季選手権(駒沢体育館)

[新人選手権男子フリースタイル]

▼61キロ級

志村――2回戦敗退

葛城――初戦敗退

小山内――初戦敗退

▼63キロ級

曽野――準々決勝敗退

高塚――準々決勝敗退

▼70キロ級

遠藤――準々決勝敗退

▼74キロ級

加藤――2回戦敗退

渡邊――初戦敗退

▼79キロ級

森――準々決勝敗退

▼86キロ級

西村――準々決勝敗退

▼92キロ級

菊地――棄権

 

 大会2日目に善戦を見せたのは男子フリースタイル65キロ級の曽野。2回戦を危なげなく突破し、迎えた準々決勝。相手は「小学校の時から知っている」という上村(専大)。今試合が初の対戦だった。

 

 第1Pでは、開始1分17秒で曽野が相手の左足をつかみ仕掛ける。しかし、その後相手に返されてしまい2点を献上してしまう。「攻める分には良かったが、その後の処理が甘かった」。続く第2Pでは一進一退の攻防が続く。まず勝負を仕掛けたのは曽野。後半開始30秒に相手のタックルを巧みに返してグラウンドに持ち込み2点。さらにローリングで2点を追加する。「うまく回せたのでよかった」。しかし試合終了40秒前に2点を取られてしまう。しかしここで終わらない曽野。すぐさま攻撃を仕返し、2点を返すことに成功する。その後も場外で押し出し1点の追加をし、着実に点数を重ねていった。しかし、7―4で迎えた残り3秒。相手にガブリ返しで2点、さらにスタンドから4点を奪われてしまう。その後すぐに2点技を決めるも試合終了のブザーが会場に鳴り響き、9-10の1点差で敗北を喫した。

 

 「反省点は最後体力がしんどくて相手に取られてしまったこと」。試合を通してグラウンドから得点につなげることはできた一方、フィジカル面での課題が浮き彫りとなった今試合。次のインカレに向けて「試合終わり際の攻防で絶対に取られないという気持ちを意識してやっていきたい」。夏の期間に持続力をつけ、8月には最後まで力を十二分に発揮してくれることに期待したい。

 

[安室帆海]

 

試合後のコメント

曽野

――準々決勝の第2P最後の場面を振り返っていかがですか。

 「3点差で勝っていたのですが、1個回されたとしてもまだ勝てる状況だったので、1個は回されてもいいやというような気持ちで回ってしまいました。その流れでもう一回回されてしまったので、1個なら回されてもいいやという気持ちをなくしていかなければいけないと思います」

 

――今後の目標を教えてください。

 「次の試合がインカレで、秋にもこの新人戦があるのですが、インカレでは3番以上を目指して、秋の新人戦では優勝したいと思います」