試合後コメント(女子エペ)/全日本学生王座決定戦

2023.06.26

 学生日本一を決める全日本学生王座決定戦(以下、王座)が京都府で6月25日に行われ、明大から女子エペが2年連続で出場した。今大会において女子エペは昨年度に続いて優勝し、王座連覇を見事達成。先月の関東学生リーグ戦(以下、リーグ戦)と王座の2冠を成し遂げ、今年度の前半戦を笑顔で締めくくった。

今回は、女子エペの試合後インタビューをお届けします。

 

佐藤琴美主将(政経4=一関二)

――今の気持ちはいかがですか。

 「ほっとしたというのが大きいですね。やはり、先輩方からもたくさん応援の声を聞いてきて、ありがたい半分、主将として責任も感じていて、連覇達成できてひとまずは安心です」

 

――主将かつチーム唯一の4年生ですが、やはり責任を感じる場面もありますか。

 「一番上なので先輩たちからも『私(佐藤)のチームだ』と言われるので、結果が出せなかったら私の責任かなとはずっと考えていました。みんなの力があってこそなのですが、結果が出せてその環境作りができていたのかなと思っています」

 

――秋以降に向けて個人、団体それぞれの目標を教えてください。

 「今後フェンシング続けない予定なので個人としては最後の年で、最後は納得できる形で終われるようにしたいです。具体的な目標は決めていませんが『もうちょいできたな』というのがないように頑張りたいなと思います。団体戦はやはり今年度はずっと優勝できているので、欲を言うことになるかもしれないですが、先輩たちがおっしゃるように5冠に向けて、難しいことだとは思いますがそこにチャレンジできるのは明治だけなので、チャレンジして個人、団体、どちらもいい形で締めくくれたらなと思います」

 

稲山友梨(営3=星槎国際)

――リーグ戦の後から変わったことや強化したことはありますか。

 「毎回そうですが、個人とはまた違った戦い方が団体ではあるので、団体の試合が近くなると他大に練習に行かせてもらうとか、試合前のミーティングでどうしようとか、試合直前だけではなくて1週間、2週間前にある程度決める。みんなで認識持った状態で練習したと思っています。個人的には王座前の1週間とかは結構落ち込んだというか下がってしまったことがありました。しかし、みんながすごくいい雰囲気で練習に取り組んでいたので、落ち込んではいたんですが、みんなのパワーや気持ちで上げられて勝利に持ってこれた感じなので、すごく良かったです。みんなに助けられたというか、すごくいい雰囲気で試合を迎えられたという印象があります」

 

――みなさん今日は調子が良かったですか。

 「調子が良かったですね。みんなで試合後ミーティングしたときに監督がおっしゃっていましたが、点を取られた後の切り替えがちゃんとできていた。ずるずる引きずらなかったのが良かったと思っています。失点を引きずってしまうとずっと流れをもってかれるのですが、一人一人が今の点はしょうがない、ベンチもしょうがないみたいに吹っ切ることができたのが、流れをずるずる引きずらないようにできたのかなと思います」

 

――秋以降に向けての個人と団体の目標を教えてください。

 「個人的には個人戦で関カレ(関東学生選手権)、インカレ(全日本学生選手権)でしっかり表彰台上ることが目標です。去年はインカレ2回戦で負けたので、団体だけでなくて個人でも強いねと言われる存在になりたいと思っています。団体は今のいい流れを切らさず自分たちなりのチームで勝っていきたいなと思います。優勝したいです」

 

盧承延(政経2=王子総合)

――今の気持ちはいかがですか。

 「うれしいです。最近あまり自分の思うような動きができていなかったのですごく緊張していました。それでも他の男子の声援とか、めっちゃ応援してくれて、ОBの方もめっちゃ応援してくれたので、いい結果を出せて良かったです」

 

――日大戦の振り返りをお願いします。

 「チームとしてはみんな自分たちの役割をうまく想像通りにみんなできていたと思うので、すごくいい流れだったなと思います。個人的には相手のエースに対して少し相手の動きに合わせてしまう部分があったので、そこで1回反省して、次の試合では調整できていたので良かったです」

 

――秋以降に向けて、個人、団体それぞれでの目標を教えてください。

 「個人ではこれからシニアのランキングマッチが9月からずっと続くので、それでまずはベスト8になれるように頑張っていきたいです。団体でもリーグ戦の初日に私がやらかしてしまったので、それがあって緊張しているので、絶対そんな風にならないようにしたいです。これから今までのようにみんなと仲良くお互い支え合いながら頑張ります」

 

國谷優奈(政経2=宇都宮中央女子)

――1年前は外からの応援だったと思いますが、今回ベンチ入ってみていかがでしたか。

 「やはりベンチに入っているのと上から見ているのでは違いますね。上にいたときもあったにはあったのですが、ベンチにいるときの方が気迫というか緊張感がこっちにも伝わってきました。試合には出ていませんが、こっちも出ている気分になってすごいどきどきしながら見ていました」

 

――チームの腕章を新しくされました。

 「あれは結構昔の何かの記念で作ったらしくて、新しくしようと今回初めて使ったんですけど良かったです。今回負けがつかなくて(笑)」

 

――ベンチから心掛けていたことはありますか。

 「戦術的な面では時間の使い方です。タイマーは事前に何秒になったら声を掛けるとか、今は突いた方がいいとか、ワントライした方がいいとか、今はいかなくていいとかいう声掛けです。それは、昨日のミーティングで全員共有していたので、そこの声掛けを意識していました」

 

――ありがとうございました。

 

[渡辺悠志郎]