
4年振りのベスト4! 順大に逆転勝ち/東日本大学選手権
3回戦を快勝し、迎えた準々決勝。昨年度のベスト8を超えるべく挑んだ準々決勝の相手は春季関東大学男子1部リーグ戦(以下、春季リーグ戦)で敗れた順大。第1セットは落としたがその後3セットを連取。逆転勝利で4年振りのベスト4入りを決めた。
◆6・21~・24 第42回東日本大学選手権(墨田区総合体育館他)
▼6・21 対北翔大戦、順大戦(会場名非公開)
◯明大3{25-19、25-19、25-17}0北翔大
◯明大3{20-25、25-16、25-20、25-20}1順大
<スターティングメンバー>(ローテーション順)
OH佐々木駿(商2=土浦日大)、MB黒澤孝太(政経2=明大中野)、OP坂本雄大(政経3=市立尼崎)、OH岡本和也(政経3=五所川原)、MB金田晃太朗(政経3=駿台学園)、S近藤蘭丸(文2=東福岡)、Li武田大周主将(政経4=松本国際)
昨年度からチームを引っ張ってきたエース・工藤有史(政経4=清風)がケガでまさかの欠場となった今大会。それでも2回戦を順調に勝ち進み、迎えた3回戦は北翔大と対戦。一時リードを許す場面もあったが多彩な攻撃で2回戦同様ストレート勝ちを収めた。
準々決勝の相手は今年度の春季リーグ戦で敗れた順大。春季リーグ戦を8位で終えた明大に対し、順大は4位。格上の相手だが「絶対に負けられないという気持ちで挑んだ」(金田)。第1セットはサイドアウトが続く展開となったが20点台に入ったところで5連続失点。終盤に流れを一気に持っていかれ、このセットを落としてしまう。
挽回したい第2セット。長いラリーが続く中、岡本のバックアタックや坂本のストレートで徐々に点差を広げていく。「ミーティングを重ねしっかりと対策することができた」(武田)。冷静なフェイントやブロックアウトなどで確実に得点を重ね、このセットを奪取した。続く第3セット、流れに乗った明大は勢い止まらず駆け抜ける。「チームを引っ張っていこうという気持ちがプレーに現れたと思う」(岡本)。岡本や坂本にサービスエースが飛び出すなど、エース・工藤の不在を感じさせない戦いを見せる。第4セットも粘り強いディフェンスで主導権を渡さず、逆転勝利を収めた。
チーム全員で勝ち取ったベスト4。準決勝の相手はリーグ戦で優勝を果たした強豪・早大。「チャレンジャー精神で頑張りたい」(金田)。目標とする優勝に向かって突き進む。
[七海千紗]
試合後のコメント
武田
――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。
「チームの流れを引き寄せるプレーが出ていたので良かったと思いますが、リードしているときに連携でミスが出てしまうところが甘いと思います。雰囲気が良くないときでも流れを作れるプレーをできるように頑張りたいです」
岡本
――サーブやスパイクが多く決まっている印象を受けました。
「工藤さんはチームの大黒柱なので代わりをやるのはまだまだなのですがチームをオフェンス面、ディフェンス面どちらも引っ張っていけるようにという気持ちだったのでそれがプレーに現れたと思います」
坂本
――工藤選手の欠場により、トスが上がる場面が増えましたがいかがですか。
「上がってきたときに決めないと勝てないと思うので全部決めてやるという気持ちで戦いました」
金田
――順大のスパイカーはいかがでしたか。
「自分たちよりも攻撃力がありパンチのあるメンバーだったのですが、武田さんがほとんど拾ってくれ、自分たちのブロックで制限できたのが大きいと思います」
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