
迫るシーズン開幕 収穫を今後へ/日本学生ハーフマラソン選手権
箱根駅伝を終えて新たなシーズンへ向けた起点ともいえる今大会。コンディション不良の影響で出場した選手は2名のみとなったが、それぞれが自身の現在地を見つめ直す機会となった。
◆3・10 第27回日本学生ハーフマラソン選手権
(陸上自衛隊立川駐屯地、国営昭和記念公園及びその外周道路)
▼男子ハーフマラソン
63位 古井 1時間03分54秒 自己ベスト
545位 窪田 1時間09分25秒
「量を減らさずに、継続してAチームで練習を積めている。コンディションは比較的良かった」と語る古井康介(政経2=浜松日体)は今レースで自己ベストを更新。「タイムよりも最初から攻めた走りをすることを重視していた」という言葉通り、序盤から集団の中で軽快な走りを続けた。しかし「最低限の目標として(1時間)3分半と考えていたが届かなかった。後半のペースダウンが自分の課題だと感じた」とレース後には悔しさもにじませた。
「コンディションが良いとは言い切れない中で、まとめることを意識したレースだった」と振り返る窪田悠人(政経2=沼津東)。全体的に見ても良いところがあまりなかったと反省しつつも「これまでのハーフマラソンは最初から焦って突っ込んでしまうことが多かった。スタートから落ち着いてレースに入れたことだけは収穫だと思う」と冷静に自身の現状と向き合っていた。
来年度へ向けてトラックレースの練習に力を入れる選手や、合宿で鍛錬を続ける選手など、各々が地道な努力を重ねている長距離部門。一人一人が挑戦者であるという自覚を胸に、大舞台への道を駆け抜ける選手たちの姿から今後も目が離せない。
[春田麻衣]
※レース後のコメントは後日「紫魂不撓」にて掲載いたします。
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