佐藤天が5000メートルで連覇達成! チームは好調そのままに3日目へ/日本学生氷上競技選手権

 日本学生氷上競技選手権(以下、インカレ)の2日目が開催された。5000メートルでは佐藤天海主将(政経4=北杜)が安定感のある滑りで大会連覇を達成するなど、3選手が入賞を果たした。1000メートルでは1年生の由井雛斗(政経1=嬬恋)が自己ベストに迫る好タイムを叩き出し7位入賞となった。

 

1・5〜7 第96回日本学生氷上競技選手権(高崎健康福祉大学伊香保リンク)

男子5000メートル 

佐藤天――1位

菊原颯(政経1=市立長野)――5位 

佐藤太陽(法1=帯広三条)――8位

男子1000メートル 

由井――7位 

山角蓮(政経3=池田)——13位

狩野亜聞(政経3=嬬恋)――17位 

 

 5000メートルと1000メートルのレースが行われた大会2日目。5000メートルでは連覇がかかる佐藤天が疲れの出るレース終盤でも「31秒台後半から32秒台中盤くらいで回れれば優勝できるというのは思っていた」とラップタイムを維持。ハイペースで滑り続け昨年度から5秒以上速い6分48秒34でゴールインし見事2年連続の優勝を成し遂げた。佐藤天の他にも菊原と佐藤太の1年生コンビが前日に続く好走を披露し、出場した3選手全員が上位入賞となった。

(写真:5000メートル入賞の3人)

 

 続いて行われた1000メートルでは由井が圧巻の加速を見せた。「トップスピードを出すためにかなりウエイトやパワー系の練習を行なった」(由井)。日頃の鍛錬が功を奏し、スタートから勢いに乗りそのままフィニッシュ。僅差の争いを制し7位という結果を手にした。

(写真:1000メートル入賞の由井)

 2日目までの個人種目で明大は主将の佐藤天とフレッシュなルーキーたちを中心に数多くの選手が好成績を収めている。大学対抗の総合優勝に向けてカギとなるのは3日目に行われる得点の大きい2000メートルリレーとチームパシュートの団体競技。「最後まで気を緩めないで駆け抜けたい」(佐藤天)。大学日本一の座を手にするため、最後までチーム一丸となり走り抜ける。

 

[細田裕介]

 

試合後のコメント

佐藤天

——5000メートルでは1年生2人と入賞しましたが、いかがですか。

 「自分が初めてインカレに出た時は4年生2人と3人で表彰式に出られた経験があって、それを4年生になって逆の立場で後輩2人が叶えてくれたというのは、とても感慨深いというか、頼もしい限りだなと思います」

 

——連覇に向けてのプレッシャーはありましたか。

 「正直、今年に関しては自分以外の選手がだいぶ活躍していたので自分は思いきり滑るだけだという感じで、プレッシャーはなかったですが、いいレースができてよかったなと思います」

 

狩野

——明日の2000メートルリレーで意識したいことは何ですか。

 「去年もリレーに出ましたが、その時は自分のところで大きく順位を落としてしまったので、今年は全力で滑って、しっかりと受け渡しすることができたらいいなと思っています」

 

山角

——インカレで1000メートルを走るのは初めてですが、難しさはありましたか。

 「そもそも去年まで1000メートルという競技はあまりやっておらず今年からやり始めたので、難しいというかまだ慣れてないです」

 

菊原

——5位という結果についてはいかがですか。

 「入賞するのが今日の最低限の目標でした。比較的上位の方に入賞できて、上位に行くほど多くポイントが取れるので、チームに貢献できて良かったなと思います」

 

佐藤太

——2日連続での入賞となりましたが、調子はいかがですか。

 「昨日入賞できたこともあって、そのまま調子は崩れることなく順調に上げていけました」

 

由井

——明日に向けての意気込みをお願いします。

 「団体競技なので、みんなで力合わせて頑張っていきたいなという感じです」