
最終決戦開幕! 北陸大に貫禄の勝利/日本学生氷上競技選手権
丸山組の最後の戦い、日本学生氷上競技選手権(以下、インカレ)が幕を開けた。初戦の相手・北陸大に下級生を中心に編成されたチームで臨むも、変わらず圧倒的な力を発揮。FW亀本純門(文3=白樺学園)、FW木村詠二(文1=埼玉栄)がハットトリックを決める活躍で勝利した。
◆12・25~29 第96回日本学生氷上競技選手権(テクノルアイスパーク八戸他)
▼12・25 1回戦 対北陸大(テクノルアイスパーク八戸)
〇明大17{5―0、6―1、6―0}1北陸大
目標は大会連覇、そして「負けたら終わり」のインカレが開幕した。相手は28年連続インカレ出場を果たしている北信越王者・北陸大。開始3分にFW井口藍仁(商2=埼玉栄)の先制点で勢いに乗ると、第2PではFW岸本航太(政経1=白樺学園)が大学初ゴール。その約3分後にも岸本が追加点を挙げ、チームが活気づいた。第3Pは開始早々立て続けに反則をし、2人少ないキルプレー状態に。しかし無失点に抑え、流れを渡さないまま明大は得点を重ねていく。試合終盤、DF亀田翼(文1=釧路江南)も大学初となるゴールを決める。「最後の最後まで得点を決められていないところで小森さん(佳介・文4=釧路江南)からいいパスが来て、決めるだけだった」(亀田翼)。最終スコアは17―1と圧巻の勝利を飾った。
5日間の連戦で王者を決める、ハードスケジュールな今大会。主力の4年生を温存し、下級生が躍動する実りある試合となった。次戦の相手は立大。「一人一人が役割を果たし、自分もしっかりチームに貢献して、最後は全員で優勝して笑って終われるように頑張りたい」(木村)と、一枚岩となってチームは頂まで駆け抜ける。
[杉田凜]
試合後のコメント
木村
――インカレ初戦、戦ってみて感触はいかがでしたか。
「自分の地元でもあって、小さい時からよく滑ってきたリンクなので久しぶりに戻ってきたなと感じます。ここでいいところを見せられなかったらよくないと思って、地元なので張り切りました」
亀田翼
――今試合を振り返っていかがですか。
「いつも先輩たちが引っ張ってくれている中で、その先輩が未出場でも3年生などを中心にチームをまとめてくれました。大学に入ってからまだゴールしていない自分を含め2人も初ゴールできたので、良かったと思います」
岸本
――試合前に意気込んでいたことはありましたか。
「先輩たちみんなに『今日決めなきゃ引退だぞ』と言われて、頑張って決めようと思っていました。同じセットの人からもどんどんシュートを打っていいと言われていたので、気にせず自分からシュートを打っていきました」
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