
1日目 試合後コメント/全日本大学対抗選手権
深田
――試技を振り返っていかがですか。
「そうですね。もう正直いつもより全然下の重量で、 しかも成功率もよくなかったので、ボロボロになってしまったなという感じです。ですが一応、予想点数よりは取れたので、結果的には良かったのかなと思っています」
――4年生として最後の大会になると思います。
「これまで、辛かったこともたくさんありました。ですが終わってみて、競技人生思い返してみればやはり、いい競技だったな、やってよかったな、と思っています。最後の最後で結果は振るわなかったんですが、それでも続けてきたから最後にこのような舞台に立てましたし、この競技をやってなかったら、この大学にも入っていなかったので。結果的に良かったなと感じています」
深見
――取り組んできた課題はなんでしたか。
「自分が一番足りないと思っていたのが体幹です。今日の試合でもありましたが、これまで挙上はできているのに、最後を抑えきれず失敗してしまうことが多くて。国体で見ていたら、やはり強い選手は芯がしっかりとしているように見えたので、そういった体幹があれば自分ももっと安定するんじゃないかと思い、それを中心にやっていました」
――今日見つかった課題や記録の向上のための目標はありますか。
「2月の終わりに全日本ジュニアの大会があります。その大会は世界ジュニアの基準にもなっているので、まずはそこに向けて頑張っていけたらなと思います。正直、調子自体は今日すごく良かったと思っているので、今までやってきた練習を継続してパワーアップしていきたいなと思います」
坂口
――今日の試技を全体的に振り返っていかがでしたか。
「全体的に、自分の中では結構いいレベルでできたと思います。というのも先月ぐらいから腰の怪我をしていて調子もなかなか上がらず、練習ではスナッチ93キロ、ジャーク120キロがやっとの思いでしたが、練習以上のスナッチ97キロ、ジャーク124キロまでできて。たまたま、本来1位になる選手が落としてしまって、3位という結果で終われたので、点数も取れてよかったと思っています」
――4年間のウエイトリフティング部での活動は振り返っていかがですか。
「1年生の時はコロナ禍で練習もできなくて、記録も落ちてしまったんですけど。2年生、3年生、4年生と学年が上がるにつれて、自分はあまり急に伸びるタイプではなかったんですが、最後のインカレで後輩たちや次につなげられる試技ができたと思っています」
――この後に出場する選手に向けて一言お願いします。
「そうですね。やはりコンディションというか体調もさまざまだと思うんですけど、その中でも一試技一試技を大事にして、次につなげていってほしいです」
深澤
――スナッチを振り返っていかがですか。
「最初の1本目を失敗してしまって、それに関しては少し緊張していた部分がありました。それからは2本目をしっかりと合わせて取ることができて、3本目もそれに繋げて軽くできました。ただ1本目でしっかりと取れていれば、 3本目で105キロ、106まで狙えるかなという風にはじめは考えていたので。少し甘さというか、未熟なところが出てしまったな、と思っています」
――ジャークを振り返っていかがですか。
「そうですね。 1本目から少しクリーンが乱れてしまって、そこでは乗り切ったんですが。次の2本目で普段と違う、違和感ではないですが、立つ際に時間をかけてしまったせいで体力を使ってしまったので、もう少しクリーンで余力を持って、ジャークを決められれば良かったと思います」
足立
――試技を振り返っていかがですか。
「(スナッチでは)狙っていた数字はできなかったんですけど、自分のベスト記録よりも1キロ上の記録が取れて、よくできたかなと思います。(狙っていた数字というのは)130キロ以上は1回でも挑戦できたらいいなと思っていたので、少し心残りです。(ジャークでは)やはり1本目を落としてテンポが悪くなったというのと、全体的に詰めが甘かったです。290キロ以上やらないと上位に食い込めなかったので、そこはとても悔しいです」
道畑
――ジャークを振り返っていかがですか。
「正直、ジャークはクリーンが一番の問題というか、苦手意識が強いのでかなり不安でした。その不安の中で、やはり監督やその周りにいたセコンドの方たちの声、アドバイスなどで気持ちを切り替えられた点が大きく関係してると感じました」
――今日見つかった課題についてはいかがですか。
「メンタルが弱いのは元々知っていましたが、1本目落としてからメンタルの落ち込み方がひど過ぎました。メンタルを維持できるようにすることが課題かなと。あとはもうけがした中でどれだけ自分ができるかを考えることが課題です」
青柳
――スナッチを振り返っていかがですか。
「そうですね。特に重いというわけではなかったです。ですが、なんというか『軽いがゆえに振り回してしまう』というか。普段は1本目のように後ろに振り回す失敗はしないので、その瞬間は自分でもドキッとしました。いつも直近1週間の調子から、『今この重量はこれくらいの重さに感じるだろうな』というのを大体頭の中で理解しているんですが、今回は想像していたよりも自分の調子が良かったので1本目に調整ができず失敗してしまったという感じです」
――団体戦は個人とは違った緊張感や雰囲気があると思いますが、プレッシャーにはなりませんでしたか。
「自分は結構なりましたね。個人戦だと『スナッチがうまくいかなかったらジャークでうまくいけばいいか』と思うんですけど、(団体戦では)スナッチの点数をムキになってでもジャークで取りに行こうとしてしまうので。冷静じゃないとどの競技もできないと思いますが、その点で団体戦はメンタルコントロールが難しいなと思います」
[ウエイトリフティング部担当一同]
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