インカレ開幕直前特集 座談会③

 1年の集大成となる大会がいよいよ始まる。12月9~10日に日大生物資源科学部体育館にて全日本大学対抗選手権(以下、インカレ)が開催。昨年度は団体7位に終わり涙をのんだ。目標の3位入賞へ、チーム一丸となって全国の猛者たちに挑む。

 

 本特集ではインカレ登録メンバーによる生の声をお届けします。第3回は川上直哉主将(政経4=尼崎工)、青柳昌孝(政経3=川口)、大久保直倖(法3=宇佐)、寺西洸志郎(営3=滑川)ら4選手による対談です。(なお、この取材は11月25日に行われたものです)

 

――インカレのメンバーに選ばれた感想をお願いします。

川上 「毎年選ばれていて、最後の年になるので全力を尽くしたいと思います」

青柳 「3年生になってからは、実力がついてきたなと実感していたので、(メンバーに選ばれる)予想はついていました」

大久保 「この1年間、メンバーに選ばれるために頑張っていたので、とてもうれしいです」

寺西 「1年生の頃から毎年選んでいただいたので、一番後ろの最重量級で責任を持ってチームのために貢献しようと思います」

 

――今年度の大会を振り返っていかがですか。

川上 「今年度が4年間で一番試合に出ることができました。そのおかげで自分なりに試合のリズムが分かってきたので、最後しっかり締めたいと思います。

青柳 「スナッチの成功率はいいですが、ジャークの3本目が毎回失敗で終わっているので、そこが課題かなと思います」

大久保 「今年度は1、2年生では出られなかった個人戦や団体戦に出させてもらいましたが、いい記録は残していないのでインカレで自分の理想の重量と順位を取れるように頑張りたいと思います」

寺西 「今年度は、昨年度より良い成績だったのでこの調子でインカレもいい順位を取れるように頑張ろうと思います」

 

――練習で重点的に取り組んでいることはありますか。

川上 「最近ちょっと気温が落ちてきたので、体を動かしてから練習に取り組むようにしています」

青柳 「今重心の位置が結構迷走しているので、それを取り戻すために頑張っています」

大久保 「体重が一気に上がって動きが重くなっているので、重くなった動きを早くしてスナッチで以前のような早い動きを取り戻すことを重点的にやっています」

寺西 「以前から重心が前気味なので、それを直すように練習しています」

 

――競技をする上での原動力はありますか。

川上 「地元の人や家族が自分の結果を通して喜んでくれる姿が一番のモチベーションです」

青柳 「高校の頃から2位や3位は取ったことがありますが、優勝まで一歩届いていないので、優勝を目指して練習しています」

大久保 「以前89キロ級だった時に、上位に道畑陽識(政経3=常翔学園)選手がいて、その選手を超えることを目標にやっていました」

寺西 「大会で自分が今まで取れなかった重量を取った時の高揚感がとても好きで、それが練習の励みであり原動力になっています」

 

――チームの雰囲気はいかがですか。

川上 「調子がとてもいい選手がいるわけでもなければ、すごく悪い選手がいるわけでもないので、良くも悪くもないかなと自分では思っています。でもここから上がっていきます」

青柳 「メンバーを選出する時に、お互いに高め合っていい雰囲気が出来上がってきています」

大久保 「いい雰囲気だと思います」

寺西 「インカレ前1ヶ月を切ったあたりから、練習内でもバチバチな雰囲気で、自分ではそれが刺激になっていいなと思っています」

 

――試合前のルーティーンを教えてください。

川上 「三大欲求を抑えることを常に意識しています」

青柳 「脱力するために腕を振っています」

大久保 「早寝早起き朝ごはんです」

寺西 「試合前はジャンプと屈伸を再度やるようにしています。試合中は深呼吸を何度もしています」

 

――インカレの目標を個人と団体でそれぞれお願いします。

川上 「個人としては、優勝を目指して頑張りたいです。団体としては、3位を取れるように頑張りたいと思います」

青柳 「個人としては最近調子が悪いので、自分の限界までいけたらと思っています。団体としては20点を超えられるように頑張りたいです」

大久保 「自分のベスト重量を取って、順位としては4位になるように頑張ります。団体としては団体3位になるために貢献したいです」

寺西 「個人としては、スナッチが強くないので3位以上を狙って、ジャークは1位を目指そうと思っています。団体としては、団体3位を取るというチームの目標を達成できるように20点以上を目指して頑張ろうと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[田上愛子]