
全日本大学選手権 試合後コメント②
武田大周主将(政経4=松本国際)
――本日の試合を振り返っていかがですか。
「自分がチームを支え切れなかったなと。下級生はよくやってくれたしよく打ち切ってくれたので、あと1個自分がパスを返したり1個拾えたらまた流れが来てこっちの展開になると思っていたんですけど、そこで自分は拾い切れなかったからチームを勝たせてあげられなかったなと思います」
――順大はどのような相手でしたか。
「攻撃に関しても守備に関してもいいチームです。やっぱり普通のプレーとか普通の雰囲気とかでやっていても勝てないというのは分かっていたことなので、雰囲気だったり、プレーに関しても頑張って少しでも仕掛けにいくとか、そういうところをいつも以上にやろうと話していました。攻撃に関しても守備に関しても相手の方が今日は上だったので、やりたいバレーができなかったという感じです」
――主将として過ごした1年間の振り返りをお願いします。
「去年のチームのまんまだったらやっぱりおとといの法政戦で終わっていたと思います。去年2回戦でまた負けて、もうこんな思いはしたくないという気持ちで過ごしてきたので、練習態度だったり挨拶だったり荷物の置き方とか。そういうところを含めてチームから変えていこうという話をしてやってきました。正直他人にいろいろ強く言うのがあんまり好きではないですけど、そこはキャプテンとして自分が犠牲にならないといけないと思いました。こういう結果で終わっちゃったけど、ベスト4行くためにメダル取るためにという思いでやってきて、それにみんな着いてきてくれてたので1年間ですごくチームが変わったと思います。実際バレーの結果にも着いてきてるし、周りからも『明治変わったね』と言ってもらえることが多くなって。チームとしても成長できた1年間だったかなと思います」
――昨年度よりいい結果を残しました。
「そうですね。ただやっぱり目標のベスト4に届かなかったのが。それは順天堂の方が形になっていて、それだけの努力をしてきてるわけだと。自分たちがそれ以上のことがまだできてなかったかなと思うので、ちょっと悔しいですね」
――試合の後は何を話されましたか。
「3年生の3人(岡本、金田、坂本)が得点源だったので、やっぱりあの3人が負い目に感じているところが結構あると思うんですけど、勝たせられなかったのはキャプテンの俺の責任だし、4年生の責任だと思います。そこは3年生のせいだと思わずに『もう俺の責任でいいからさ』と。そこは次につなげてほしいし、1年間こうやっていろいろ変えてきた中で厳しく言ってきたんですけど『こんなキャプテンだけど着いてきてくれてありがとう』と言いました」
――下級生へメッセージをお願いします。
「いい意味でこの後1本のところで結果が出ないというのを自分もできたし、後輩にも経験させてあげれたので。やっぱりもっと詰めていかなきゃいけないし、普段の練習でも一日一日がどれだけ大事かというのもこれでもっとよく分かったし、その詰めの甘さがこういう場面で出ないように。試合で相手がどうであろうとちゃんとできるチームにならないと結果は残らないというのは、東日本(東日本大学選手権)でも経験しているわけだから、しっかりこの1年の経験を踏まえて、今日勝てなかった分、チームとして、人間として、成長して頑張ってほしいなと思います」
(サーブを打つ工藤)
工藤有史(政経4=清風)
――試合を振り返っていかがですか。
「昨日までは内容のいいセットも多かったんですけど、今日はやっぱり1、2セット目は相手が強かったのもあるんですけど、全然自分たちの力を発揮できずに終わっちゃって、やっと3セット目の半ばぐらいからは良くなり始めたんですけど……でも最後みんな頑張ってくれてたので、個人的にはすごく満足しています」
――何が勝負を分けたと思われますか。
「この四つを懸けた戦いはもう実力だけじゃなくて、勢いとか気持ちの部分というのがいつもの試合より大きくなると思います。そういうところで自分たちが攻め切れなかったことがやっぱり1番の敗因かなと思います」
――ずっと3年生の3人が『4年生のために頑張る』と仰っていました。
「僕もですけど4年生はほとんど試合に出ていなくて、下級生に頼ってばっかりで。その中でもあの3人がずっとコートで引っ張ってくれていたので、1年間通してありがたかったし、その分やっぱり最後準決勝、決勝で試合をやらせてあげたかったなという思いはすごくあります」
――特に金田選手に慕われていらっしゃったと思います。
「ずっと練習以外でも一緒にいることが多かったので、バレーだけの話じゃなくていろんな話をして、ほんまに弟みたいな感じやったんで。すごく頑張ってくれてありがとうという気持ちと、やっぱり自分が全然貢献できてなくて申し訳ないという気持ちが大きいです」
――試合の後は何を話されましたか。
「まずはみんなにありがとうというのと、今年個人的にほとんど貢献できていなかったので申し訳ないという思いを伝えました。後はこれだけいいバレーができても勝てないというのは、まだ何か足りないものがあると思うので、3年生以下はそれを探しながら来年またリベンジできるように頑張ってほしいということを話しました」
――4年間を振り返っていかがでしょうか。
「4年間結果が出なくて、ここに来て正解だったのかとかも考える時期はあったんですけど、学生主体だからこそできる経験というのはあったと思います。結果はついてこなかったですけど、結果以上にいろんなものを得れた4年間でした。勝って終わりたかったですけど、大周(武田)や下級生が最後の1点必死に頑張ってくれたのを見れて僕はすごく満足だったので、僕としては悔いなく終われて良かったなと思います」
――下級生へメッセージをお願いします。
「まずはやっぱり3年生の3人には特に感謝しているし、その分申し訳ないという気持ちもすごく強いしすごく寂しいですけど。彼らは多分今年以上の成績を残してくれると思うので、今日の負けを何か少しでもプラスにしてくれれば、僕らも少しは何か残せたんじゃないかなと思います。彼らが1番悔しいと思うんですけど、しっかり労ってあげたいです」
――ありがとうございました。
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