
(6)全カレ事前インタビュー/武田大周
11月28日から全日本大学選手権(以下、全カレ)が開幕する。おととしは1回戦敗退、昨年は2回戦敗退と満足のいく結果を残せていない明大。今年こそは一発勝負の怖さを克服し、全国の頂へ突き進むことができるか。選手たちのインタビューをお送りします。第6回は主将・武田大周選手(政経4=松本国際)です。
(この取材は11月22日に行われました)
――現在の調子はいかがですか。
「別にめちゃくちゃいいわけでもないし、めちゃくちゃ悪いわけでもないです。めちゃくちゃいい状態で試合に臨めたっていうのはあまりないのでいつも通りなんですけど、変に緩まないようにっていうのは怖がれてやっているので。良くも悪くもっていう感じです」
――秋季関東大学1部リーグ戦(以下、秋リーグ)が終わってから1カ月間どのような練習をしてきましたか。
「ブロックレシーブのディフェンス面に関しては引き続きやってるんですけど、やっぱ課題として上がったのはブロックです。そのブロックだけを見たときに、他のチームより劣っている。ブロックの差がすごかったのでいろんな人に話を聞きました。ブロックは得点するシーンが1番印象にはあると思うけど、実際に試合をやっていてそんな何本もブロックがあるわけじゃないし1セットに1本あるかないかぐらいの確率なので。どっちかと言ったらミスを減らすのが最優先。止めるとこは止めるし、抜かすとこは抜かして拾うっていうのは、まあ今まで通り徹底してるけど、当たったボールがそのまま直接ミスになるケースが多かったのでそれを減らせるように、ブロック練習はそこに付け加えて練習しました」
――主将として挑む最後の大会ですが、いかがですか。
「今まで去年、おととしよりも課題にちゃんと向き合ってやってきている部分はあるし、それが実際に結果に結びついてるところはあるんで、それをしっかりコートで表現して、最後1番いい色のメダルを取って終わりたいなと思っています」
――カギを握る選手は誰だと思いますか。
「2人ぐらいいてもいいですか?(笑)やっぱり岡本(知也・政経3=五所川原工)と坂本(雄大・政経3=市立尼崎)の2人。得点源がその2人なので、2人の調子が良かったら勝てる。あの2人が潰れないように、自分が支えるのもそうだし後ろから鼓舞していってあの2人が何も気にすることなく、のびのびとやれるようにサポートしたいなと思っています」
――今の明治の持ち味は何だと思いますか。
「やっぱり切り返しからの速いコンビが1番かなって思っています。それを試合で出せなかったら意味がない。口で言っているだけじゃダメだと思うので、しっかりコートで表現できるように。持ち味の速いバレーを出せるようにしたいなと思います」
――ここまでの4年間を振り返っていかがですか。
「早かったなっていうのが1番ですね。3年間ここまで結果が出ずに来てるし。悔しい思いしかしてきてないので最後の1年に自分がキャプテンやっていろいろ変えてきていい方向に行っている部分は多いと思うのでそれが報われるか報われないか、神頼みにするんじゃなくてやってきたことをしっかり出せるようにちゃんと準備したいと思います。それが出せずに終わったら、それはその程度の努力しかできてなかったなっていう風になりますが、やることはやってきているので、4年間やってきたことを自分だけじゃなくて、チームとして出せるようにしたいなと思ってます」
――試合を楽しむために心がけたいことはありますか。
「やっぱり1番はちゃんとした準備をすることだと思っています。相手が格下だからと下に見て自分たちがアップの雰囲気とか気抜けた感じでやるのも違うし。そういうところから締まった雰囲気で、常に早稲田とかそういう上のチームとやるつもりで準備したらしっかりやりたいこともできるし、怖さより楽しさの方が勝っていいバレーができるかなって思います」
――全カレの意気込みをお願いします。
「やっぱり去年、おととしでああいう思いをしているのでって言ってやってきてるんで、あの時はちょっと口だけの部分はあったんですけど、今年に関してはやるだけのことはやってるし、みんなそれは結果に結びついて自信になっている部分はあるんで、過信せずに自信をもって。さっき工藤(有史・政経4=清風)が言っていたようにまず目の前の試合を勝たないと上には上がれないんで、気は抜かずに優勝して終わりたいと思います」
――ありがとうございました。
[七海千紗]
関連記事
RELATED ENTRIES