(4)全カレ事前インタビュー/岡本知也×金田晃太朗×坂本雄大

2023.11.26

 11月28日から全日本大学選手権(以下、全カレ)が開幕する。おととしは1回戦敗退、昨年は2回戦敗退と満足のいく結果を残せていない明大。今年こそは、一発勝負の怖さを克服し、全国への頂へと突き進むことができるか。第4回は岡本知也選手(政経3=五所川原工)、金田晃太朗選手(政経3=駿台学園)、坂本雄大選手(政経3=市立尼崎)のインタビューをお送りします。

 

(この取材は11月22日に行われたものです)

 

――1週間後に全カレを控えた今の心境はいかがですか。

金田:残り1週間もないので誰かが技術的に飛躍することはないんですけど、今までやってきた細かいことを詰めて、後は上級生が引っ張っていくだけです。最後はしっかり4年生を勝たせて終わりたいなと思っています。

岡本:レギュラーメンバーは特に3年生が多く入っているので、やっぱり3年生が引っ張っていかないといけないと思います。目指しているのは優勝なので、そこに向けてしっかり雰囲気づくりからしていきたいです。

坂本:自分たちが入学してからあまりいい結果を出せていないので、4年生のためにも自分たちのためにもいい結果を出せるようにしたいです。

 

――皆さんは同じ3年生ですが、練習以外でも話されますか。

金田:練習以外ではこう見えて全く話しません。

岡本:いやいや(笑)。

金田:授業がほぼ一緒なので、おのずと。昼飯とか一緒に食べたりしています。

 

――秋季関東大学1部リーグ戦から1カ月間で練習したことは何ですか。

金田:ブロック練習が増えたなと思います。やっぱりシンプルで一番強いのがサーブアンドブロックで、そこの要のブロックが明治の課題だったんですけど、この1カ月でだいぶ良くなったかなと思います。

岡本:大学のトップのチームはブロックの完成度が違います。晃太朗(金田)はブロックのスペシャリストなので、しっかり教えてもらって練習を頑張っています。

 

――この1年間を振り返ってみていかがですか。

金田:キャプテンが大周さん(武田・政経4=松本国際)になってから練習中の雰囲気などで結構注意されることも多くなりました。そういうピリついた中でやっていけたので、チームとしても個人としても技術の向上があったと思います。後は新しいトレーニングのコーチの方が来てくれて、ウエート面といったフィジカルもみんなパワーアップしたかなと思います。

坂本:キャプテンも大周さんに変わったので、今年1年を漢字1文字で表すとしたら『咲く』です。新しい明治の花が咲いたということで。

 

――1年間で成長したことはございますか。

岡本:工藤有史先輩(政経4=清風)がケガでチームを離れてしまったことなどもあって、去年までは自分が点を取って引っ張っていくというポジションじゃなかったのが、今年はその代わりになるというか。ボールをしっかり呼んで、打ち切るという意識が自分の中で変わったかなと思います。

金田:3年生になって上級生としての自覚をつくらなきゃいけないと思っていました。去年までは当時の上級生におんぶにだっこという感じで、自分がダメだったら先輩のミドルの人が出てくれていました。今年はもうそんな情けないことしてられないし、逆に自分がチームの主軸になって点を取って勝たせなきゃいけないという立場になりました。そういった面では精神的にも成長できましたし、上級生としての自覚が芽生えたかなと思います。

坂本:上級生になったので、チームを引っ張っていくというところで……そうですね、金田と一緒です。

 

――岡本選手、坂本選手はジャンプサーブを打たれますが、最近のサーブの調子はいかがですか。

坂本:試合ではやっぱりサーブは結構大事になってくると思います。まだ「ここにコースを打つ」とかはできないので練習中です。100パーセント中だと60パーセントくらいです。

岡本:ローテーション的に雄大(坂本)と自分が並ぶので、やっぱり雄大がミスると攻められないかなという気持ちはあるんですけど、でもそこで攻められるように試合に向けてもっと練習していかないといけないなと思います。完成度は120パーセントです。

 

――個人としてこだわりたいところはどこですか。

坂本:自分はサーブキャッチとかはしないので、攻撃とサーブをこだわっていきたいです。

金田:やっぱり自分の中でも自信のあるブロックを頑張りたいと思っています。ブロック面では、チーム内だけじゃなくて他の大学にも負けない自信があるので、そういったところで活躍していきたいなと思います。完成度は250パーセントです。

岡本:自分はルーティンを大事にしていて、会場に入る前からしっかり自分の中の雰囲気づくりにこだわりたいです。心がけてやるものじゃないですけど、試合になったらゾーンに入るということを心がけて、しっかり試合に気持ちを入れて臨んでいきたいなと思います。

 

――ルーティンでは何をされますか。

岡本:いつもと同じようなストレッチをするとか、会場に行く途中で好きな音楽を聞くとか。特別変わったことをするんじゃなくて、いつも通りをするようにしています。

 

――試合ではやはり3年生が重要になると思います。

金田:チームの中心核になっていると自分たちは思います。自分たちがミスするとか引っ張られるような立場になったら絶対いけないし、逆に試合の終盤とかでチームを引っ張って仲間を鼓舞できるようなプレーを3年生3人全員でやっていきたいです。

坂本:勝っても負けても3年生のせいだと思います。自分たちのせいで負けないように、自分たちのおかげで勝ったと思えるように頑張ります。

 

――全カレへの意気込みをお願いします。

坂本:4年生が最後なので、もちろん優勝して終われるように頑張ります。

金田:4年生のためにも絶対勝ちます!頑張るぞ!

岡本:やっぱり優勝が目標なんですけど、やっぱり一戦一戦を戦うことが大事だと思います。4年生のためにも頑張ります!

 

――ありがとうございました。

 

[上原朋子]