
大会直前インタビュー 3年生編/第68回全日本学生選手権
11月26日、大学王者を決める全日本学生選手権(以下、府立)が開催される。確実と言われていた3連覇を逃し涙をのんだ昨年度。その雪辱を晴らし王座奪還を果たすため、今年度最後の舞台へと挑む。
今回は井上晴陽(法3=三井)、越智通友(営3=明大中野)、森川征那(文3=三井)のインタビューをお届けします(この取材は11月24日に行われました)。
井上
――今シーズンを振り返っていかがですか。
「チームで見るとやはり、春の選抜(全日本選抜選手権)で優勝できなかったところは悔しいところです。個人で見ると、 今年度のスタートとなった体重別(全日本体重別選手権)で軽量級の優勝から矢野杯(東日本学生個人選手権)優勝、そして総合(総合選手権)2位までは良かったんですけど、10月の名古屋(全日本学生個人選手権)ではベスト8で終わってしまったのはやはり悔しいです。チームとして見ても個人として見てもいいとこまでいきましたが、あと1個いけなかったかなというのは悔しい部分ですね」
――井上選手から見て今年のチームはいかがですか。
「いい意味で人任せにしないというか。『他の誰かが負けても自分が勝つ』という気持ちを持ってるからこそ、団体戦でも、春の選抜でもそうですけど、秋の選手権(東日本大学選手権)でも、厳しいスコアでも勝ち上がっていけたのはやはり一人一人の絶対勝つという気持ちがあったからこそだと思うので。すごくいい雰囲気で各大会に臨めてるかなと思いますね」
――府立に向けての意気込みをお願いします。
「意気込みとしては絶対優勝する。それだけですね。去年負けてしまってあの会場では嫌な思いのまま終わってしまっているのでなんとしても去年の借りを返すということを常に頭に入れてますし、やはり大学拳法は明治が優勝しないと僕の中でしっくりこないので、なんとしても明治が優勝して全国的にも明治が1番強いんやぞというとこを知らしめたいと思ってますし、高校生とかあの少年拳法やってるちっちゃい子たちにも『大学の中では明治が1番強いから、大学も明治で拳法したい』と思ってもらえるような結果を残したいなと思っています」
越智
――今シーズンを振り返っていかがですか。
「自分は下級生の時、全然試合したことがなかったですが、今年度試合を重ねるにつれて試合慣れやペース配分などの面でだんだん上手くなっていったなっていうのは感じましたね」
――府立に向けて意識してることを教えてください。
「4年生と一緒に練習ができるのも最後なので後悔のないように一つ一つの練習を一生懸命やるということと、1年間の中で最も重要な試合なので、コンディションもいつも以上に気を付けています。昨年度は体調管理ができておらずいい結果を残せなかったのでその部分も気を付けて取り組んでいます」
――府立を直前に控えた現在の心境はいかがですか。
「自分は府立に出るのが初めてで『4年生の最後の試合に自分が出ていいのかな』という緊張はありますが、個人戦の名古屋とかではいい結果を残せているので気負いしすぎずに頑張っていこうかなと思います」
森川
――今シーズンは学生個人の王者にも輝きましたがいかがですか。
「自信は付きましたが1位になったことでその分の重みと言いますか、1位になったからこその重圧があるのでそこに負けないように、今回の試合で『これがチャンピオンだ』というところを見せられるように頑張りたいと思います」
――警戒している対戦相手はいますか。
「結構強い相手もいると思いますが、あまり気にしすぎてもいけないなと思っていて。プラスに自分は勝てると思いながらやっていこうかなと考えていますが、やはり関大の選手は大きい人が多くてがっつり組むのが難しいので、そこはうまく崩しながら、頭を使って戦おうかなと思います」
――今年度の野村メイジはどのようなチームでしたか。
「野村主将が明るい空気をつくり、笑顔が絶えない楽しいチームだったと思います。みんなポジティブな思考で試合に臨めているのでいいのかなと思います。一番長く一緒に練習してお世話になってきた先輩方なので、自分が活躍して優勝させてあげたいという気持ちがあります」
――最後に意気込みをお願いします。
「まあ、いつも通りの パワー中心の拳法で皆さんをなぎ倒していきたいと思います」
――ありがとうございました。
[細田裕介、新津颯太朗、中川美怜]
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