
手塚と高橋航は粘りを見せるも予選敗退 3人が決勝トーナメントへ/全日本学生選抜選手権
全国から実力者がそろった今大会。競技初日は予選リーグが行われた。明大からは宮川昌大(情コミ4=野田学園)、松田歩真(商3=野田学園)、山本歩(商3=出雲北陵)、手塚崚馬(政経3=明徳義塾)、高橋航太郎(政経1=実践学園)が出場。そのうち、宮川、松田、山本が決勝トーナメントに進出、手塚と高橋航は予選敗退となった。
◆11・25~26 全日本学生選抜選手権(きびじアリーナ)
▼男子シングルス予選リーグ
宮川、松田、山本――決勝トーナメント進出
手塚、高橋航――予選リーグ敗退
手塚は初戦から白星を挙げ順調に進んだが、3戦目で朝日大の梅村に苦戦を強いられた。1―1で迎えた第3ゲームでは6連続得点を許しこのゲームを奪われるも、続く第4ゲームは粘りのプレーを見せ2―2に追い付く。同点で迎えた第5ゲームは両者取っては取られる接戦に。プレー中何度も苦しそうな表情を見せ、惜しくも8―11で敗北。梅村との対戦が一番苦しかった試合と振り返り「サーブ、レシーブの部分でも今日はとてもミスが多かった」と悔しさをにじませた。
明大勢で唯一の1年生だった高橋航は「自分から向かっていくような試合ができれば」と強気で挑んだ。しかし日体大の泊との3戦目では思うように得点できず。「お互いラリーのタイプなので、(ラリーが)続くのは覚悟していた」という言葉通り、台上を球が大きな弧を描きながら何度も行き交った。大きく球を揺すられても食らいつき、意地を見せた高橋航。「(第1ゲームを落とし、)第2ゲーム目からもう気持ちを振り切ってプレーに挑んでいたので、だんだん自分の流れが来た」とゲーム後半では怒涛(どとう)の追い上げを見せ第2ゲームをモノにした。2―3で勝利を譲る結果となったものの「誰とやっても今日のようなプレーができたらいいかなと思う」とメンタル面での収穫も見せた。
手塚は来年1月に行われる全日本選手権へ、高橋航は東京選手権へ向けて鍛錬を続ける。また、圧巻の強さを見せた宮川と松田は全勝、山本は4勝1敗で予選リーグを突破し、翌日の決勝トーナメントに挑む。プライドを懸けた紫紺の戦いからまだまだ目が離せない。
[新村百華]
試合後のコメント
手塚
――今日の試合で自身に足りなかったところや反省点はありますか。
「メンタル的な部分もありますが、やはり技術では 1点のところで、自分のミスがあったり、1本多く入れていればというとこで焦ってしまいました。もう少し相手より多く返せるようにしていきたいです」
――今日どのような気持ちで臨んだかを教えてください。
「去年はベスト16という結果でランクに入ることができたので、今年はそれ以上を目指そうと思って試合前の準備や気持ちを整えてきました」
高橋航
――監督やコーチがいない今大会はどのように気持ちの管理をしていましたか。
「自分で考えなくてはいけないので、コーチとか監督だったら今何を言うかなという風に毎回考えて、自分が落ち込んだ時には、プラス思考になるようにうまくできたかなと思います」
――今回の試合で改善したいところを教えてください。
「悪かったところ、改善しなければいけないなと思ったのは、やはり初めてやる選手もいたので、そういった選手にどう前半から自分のプレーをしていくかというのが大事だと思いました。各セットの前半で自分のプレーでリードできるようにしたいです」
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