
愛知工大に2-3で敗れるも2部優勝 次世代への期待高まる/後期日本リーグ愛媛大会
大会4日目に行われた2部上位リーグ最終戦は全日本大学総合選手権・団体の部(以下、インカレ)決勝で敗れた愛知工大との一戦となった。1番手・2番手が勝ち星を挙げ勝利に王手をかけるもその後は3連敗。リベンジを果たすことはできなかったものの、2部1位で今大会を終えた。
◆11・8~12 後期日本リーグ愛媛大会(愛媛県総合運動公園体育館)
▼11・11 対愛知工大戦
明大3―2愛知工大〇
上位リーグ最終戦は因縁のライバル・愛知工大との再戦となった。1番手・松田歩真(商3=野田学園)は「前日にシングルスで負けてしまって本当に悔しかったのでなんとしてでも勝ちたかった」と力強いフォアハンドで流れを渡さずストレート勝ち。いい流れで2番手・手塚崚馬(政経3=明徳義塾)につないだ。難敵・谷垣との対決となったが「絶対に勝つという気持ちが強かった」と左右に揺さぶるバックハンドで食らいついていく。一時リードを許したものの粘り強く戦いフルゲームの熱戦を制する。
セットカウント2-0と明大のリードで迎えた松田・飯村悠太(商1=野田学園)組のダブルス。谷垣・横谷組の速いチキータに苦戦を強いられ、ストレート負けとなった。続く4番手・山本歩(商3=出雲北陵)は序盤から激しい打ち合いになったもののあと一本が決め切れず。勝負は5番手・飯村までもつれ込んだ。第1ゲームから横谷に翻弄(ほんろう)され6連続失点。その後も勝負どころで踏ん張ることができず後期日本リーグ初の黒星を喫した。
7月のインカレでは宇田幸矢(商4=野田学園)、宮川昌大(情コミ4=野田学園)を擁するもまさかのストレート負けとなった明大。しかし、今回は両選手が出場していない中でインカレ王者に2-3と大健闘。来年度の新チームに明るい兆しが見えた最終戦となった。2部全勝優勝とはならなかったが、今年度初の団体戦優勝を決めたため来年は1部のトップクラスの選手たちと戦うことになる。「レベルの高い選手たちと団体戦ができることに感謝しつつ、向かっていきたいと思う」(髙山幸信監督)。日本最高峰の舞台に挑む来年度の紫紺たちに期待がかかる。
[七海千紗]
試合後のコメント
高山監督
――本日の試合を振り返っていかがですか。
「1番と2番はすごくいい内容で2点取れたのですが、そこから徐々に相手との力量の差、技術の差があったので、まだまだ愛知工大に対しては実力の差があるなと感じました」
手塚
――谷垣選手に勝利できた要因は何だと思いますか。
「何回も試合をしている相手でやり慣れている部分はあったのですが、自分は向かっていく姿勢がやっぱりプレーにも影響するのかなと思います」
松田
――今後どのような練習をしていきたいですか。
「本当にサーブとレシーブがダブルスは大事なので、そこをしっかりできればもっと勝てると思うので徹底的にやりたいと思います」
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