
慶大に勝利も早大に敗北 2位で早慶明戦終える/全早慶明定期戦
早大、慶大、明大、三つの大学が総当たり戦を行いその勝ち数で順位を決める全早慶明定期戦(以下、早慶明戦)が開催された。各校のOBの参加が認められることや、3セットマッチで行われることが今大会の特徴だ。慶大戦では、慶大の強烈なサーブに苦戦する場面も見られたが、2-1で勝利。早大戦では健闘するもストレートで敗れ、2位で早慶明戦を終えた。
◆11・5 第74回全早慶明定期戦(会場名非公開)
明大――2位
▼慶大戦
〇明大2{22-25、25-23、25-22}1慶大
<スターティングメンバー>(ローテーション順)
OH澤口将太郎(法4=札幌藻岩)、MB溝井健太(商4=洛南)、OP坂本雄大(政経3=市立尼崎)、OH前嶋悠仁(法2=日本航空)、MB渡邉健(政経1=日本航空)、S吉田竜也(政経1=駿台学園)、Li武田大周主将(政経4=松本国際)
第3セット
吉田⇄宮下想(令4営卒・現日本無線株式会社)
▼早大戦
明大0{20-25、17-25}2早大〇
<スターティングメンバー>(ローテーション順)
OH佐々木駿(商2=土浦日大)、MB黒澤孝太(政経2=明大中野)、OP坂本、OH岡本知也(政経3=五所川原工)、MB金田晃太朗(政経3=駿台学園)、S近藤蘭丸(文2=東福岡)、Li武田
【慶大戦】
定期戦ということもあり、普段とは異なるメンバーでチームが構成された。5点リードで迎えた第1セット終盤。渡辺大昭(慶大)の強烈なサーブからうまく切り返せず、8連続得点を許してしまう。セットカウント22-25でセットを献上した。
第2セットに出場した4年生の望月太一朗(営4=清水桜が丘)がクイックを決めると、明大のベンチからは歓声が上がった。同じく第2セットから出場した山田美雄(政経2=東福岡)がブロード攻撃で得点を生み、19-19で迎えたセット終盤。前嶋のサーブが光った。慶大のリベロからサービスエースを奪うと、次はノータッチエースでブレーク。25-23でセットを獲得した。ファイナルセットでも順調に得点を重ね、セットカウント2-1で慶大に勝利した。
【早大戦】
30分の練習を挟み、迎えた早大戦。1本目は、この日多くトスが集まった新エース・岡本のスパイクにより得点。早大の高いブロックにも素早いクイックで食らいついていく。早大のエース・水町泰杜のバックアタックを黒澤と近藤の2枚ブロックで仕留め、12-14に。しかしじわじわと点差をつけられ、20-25でこのセットを落とした。
第2セットは最初に3連続得点を許し1-4と先行される形に。クロスコースのスパイクで得点した坂本が、今度は2連続でサービスエースを決め3点を獲得。同点に引き戻した。しかしそこからブレークを許してしまう場面が多く、再び引き離されていく。西﨑康真(文4=清風)がサーブで崩し、OBの鎌田佳朗選手(令2法卒・現日本特殊陶業株式会社)がスパイクを決めるなど逆転を試みるも、差を詰められず17-25で試合終了。2位で早慶明戦を終えた。
[上原朋子]
試合後のコメント
武田
――最近集中して行っている練習はございますか。
「やっぱりディフェンスを力入れてやっているので、ブロックレシーブの関係もそうだし、個々の技術とかは継続してやっています。後は全部が全部きれいにコンビを組めるわけではないので、割れたところからの練習はやっています」
――全日本大学選手権に向けて意気込みをお願いします。
「波があったら向かって来られる側のチームとかに食われたりするので、そうならないようにちゃんと準備していきたいと思います」
前嶋
――慶大戦を振り返ってみていかがですか。
「僕はケガ明けで、今日が初めてのスタメンで、ケガ前と比べるとやっぱり体力とか技術面も結構落ちています。そこをどうやってまた戻すかということが大事かなと思いました」
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