大会後インタビュー/全日本学生三大大会

2023.11.11

 大学日本一を決める全日本学生三大大会。明大は三種目総合で3位入賞を達成するなど輝かしい成績を残した。明大馬術部を引っ張ってきた4年生にとって大学最後となった今大会。今回は大会後の4年生の声をお届けする。

 

 白石侑也主将(商4=江戸崎総合)、石川傑(農4=北海道浦河)、原一晴(経営4=水戸農業)のインタビューをお送りします。

 

白石

――全学総合で準優勝された率直な感想をお願いします。

 「初日の馬場ではミスをしてしまったので、それがなければ少し変わったのかなと思っています。ですが、今までやってきた中で一番順位が良かったので満足はしています」

 

――全学総合の馬場、クロスカントリー、障害それぞれを振り返っていかがでしたか。

 「クロスカントリーと障害は馬からしたらもう全然余裕な感じだったので馬場のミスだけです。馬場のミスはそこでミスすると思っていなかったので、少し予想外でした」

 

――結果の満足度としてはいかがでしたか。

 「三種目全てで入賞することが目標だったので、1位を取りたかったのですが、目標は達成できたのかなと思います」

 

――明大での4年間を振り返っていかがでしたか。

 「1年生から試合に出させていただきましたが、年々順位が上がっていったので、やはり実力は上がっていて良かったと思います」

 

――後輩に向けて一言お願いします。

 「もう自分は今大会で終わりで、次誰が(カルロッタMに)乗るか分からないのですが、もっとポテンシャルのある馬なので次の人に頑張ってもらいたいです」

 

石川

――全学総合の結果を振り返って率直な感想をお願いします。

 「クロスカントリーの減点がなければ入賞だったので悔しいのですが、これも実力なので仕方ないです」

 

――総合のクロスカントリーと障害、馬場それぞれを振り返っていかがでしたか。

 「馬場は今までで一番うまくできました。初日、2日目の全日本学生賞典障害飛越大会(以下、全学障害飛越)では全学総合の障害の2走行で20センチ高い障害を飛んで満点で、自信はあったので障害と馬場は理想通りでした。クロスカントリーは自分の思っていたよりもできなかったと思います」

 

――プライムローズMとの関係を深めるために今まで取り組まれてきたことはありますか。

 「何か僕がミスをしたり、馬が嫌なことをすると、もう1日ダメになってしまうので、それをしないように気を付けました。ですが、僕のやりたいことは動いてくれないと困るので、信頼関係を築くことを意識しました。試合が近づくにつれて信頼関係が深まってきたので

関東学生三大大会の時よりは良い状態だったと思います」

 

――思い出に残った出来事などはありますか。

 「今回の全学障害飛越です。1回目も2回目も120点の走行でしたし、最後のタイムアタックも魅了する走行ができて、主役になれた気がしたので良かったです」

 

――これからどのように馬術とかかわっていかれますか。

 「まだ3月までありますし、後輩を育てないと今の馬に乗れないと思うのでまずは後輩の育成を始めたいです」

 

――全学総合の馬場、クロスカントリー、障害とそれぞれ振り返っていかがでしたか。

 「馬場は馬のテンションが少し高く自分の思う通りに運動することができなくて、大会初日で順位が下がってしまいました。クロスカントリーも向かおうとした障害で避けられてしまいました。最後の障害は逆に少し馬に元気がなくて、あまり良い走行ができなかったので3種目とも良くなかったと思います」

 

――大会全体を振り返っていかがでしたか。

 「大会全体は特に同期の2人がすごく頑張ってくれたおかげで、雰囲気も良くできましたし、いろいろ助けてもらいました。全学障害飛越では団体2位になることもできたので、そこは良かったと思います」

 

――大学最後の大会となりましたが、そこに関してはいかがでしたか。

 「最後だったので、もっと良い成績を残したかったです。ですが、これもこれで良かったと思います」

 

――パトリシアMとどのように信頼関係を築きましたか。

 「手入れとか、餌をあげたりする時に、この人はどういう人なのかを見るのでそういう場にはいるようにしました。また、調子が悪い時などは運動以外でも、様子を見に行き、馬に知ってる人だな、この人がいたら安心できるなと思ってもらえるようにずっと接していました」

 

――後輩に向けて一言お願いします。

 「これから多くの挑戦をして大変なこともあると思いますが、成績にとらわれずまずは馬のことを大事に考えて頑張ってもらいたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[原田青空]