岩井、太田ら5名が入賞果たす/東日本学生秋季選手権

2023.11.10

 東日本学生選手権1日目。フリースタイル86キロ級岩井知史(文3=前橋西)の優勝、70キロ級太田匠海(営3=いなべ総合)の準優勝を筆頭に、5名が表彰台に上った。

 

◆11・9~10 東日本学生秋季選手権(駒沢屋内球場)

[男子グレコローマンスタイル新人戦]

▼67キロ級

遠藤――1回戦敗退

▼72キロ級

西村――1回戦敗退

▼97キロ級

菊地――1回戦敗退

▼130キロ級

大浦――2位

[男子フリースタイル]

▼70キロ級

太田――2位

加賀田――1回戦敗退

▼77キロ級

加藤――3位

▼86キロ級

岩井――1位

▼92キロ級

槇井――3位

 

 準々決勝からのスタートとなった太田を迎え撃つのは、今年度の東日本学生春季選権で3位のズート(早大)。前半1分に押し出しで先制するも、すぐに倒され逆転を許す。第2Pでは、両者2点ずつ取り合うシーソーゲームとなるも「ラスト数秒とてもキツかったが、その割に、相手のことがよく見えた」とラスト7秒で相手選手をコート外へ押し込み準決勝に進んだ。

 「元々知っている相手だったので、負けたくない」。続く準決勝の相手は谷内(国士大)。序盤から膠着(こうちゃく)状態が続き、得点はパッシブによる1点ずつにとどまる。しかし「勝利への執着心が前に出た」とラスト1分20秒で相手を場外に送り2-1に。そのまま勝ち切り、執念で決勝へと駒を進めた。

 迎えた決勝戦。「組み手からのタックルのへの流れは見習うべきものだった」。太田も理想とするような攻撃から先制点を許すと、終始反撃に転じることは出来ず、2-7で試合終了。「怪我もあり、どこまでできるのかを試す場で悔しいですけど、良かった」と今回から階級を70キロに上げた中で準優勝を果たした。

 

 一方の岩井は決勝からのスタートとなった。慣れないフリースタイルでの出場となったが「足を取られる、タックルに入られるという免疫がなく、しっかり切って対処することが課題。それでも左の差しが何度か決まり、最後まで攻めることができた」と課題の残る展開の中、しっかりと勝ち切り優勝を果たした。

 

(写真:攻撃を仕掛ける岩井)

 

[大橋英晃]

 

試合後コメント

太田

――全体を通して良かった点はありますか。

「準々決勝も準決勝も、ラスト数秒で逆転するという展開が、望んでいたわけではないのですが、しっかりと勝利への執着心が前に出ていい結果が出すことができたので、そこは良かったと思います」

 

――今後の目標をお願いします。

 「(階級が)65キロと70キロどっちつかずなので、まずは体を作りつつ最適な体重で優勝を目指していきたいです」

岩井

――今日の試合の振り返りをお願いします。

 「いつもはグレコローマンをやっているのですが、フリースタイルのみの内閣総理大臣杯に出るために今回フリースタイルで出場しました。あまりいい内容ではなかったですけど、結果的に勝てて良かったです」

 

――内閣総理大臣杯への意気込みをお願いします。

 「昨年度はトーナメントのくじが良く、とても強い選手には当たらなかったのですが、全国3番まで、それ以上を目指していきたいです」