
男子フルーレ個人 堀部が3位/全日本学生選手権
全日本学生選手権(以下、インカレ)が8日から開幕した。1日目は男子フルーレの個人戦が行われ、明大からは2人が出場。昨年度、準優勝の堀部聖太主将(政経3=岩国工高)は準決勝で惜しくも敗れ、3位となった。
◆11・8~12 全日本学生選手権
▼男子フルーレ個人
堀部――3位
髙橋――29位
学生日本一を決める今大会。初出場となった髙橋康希(理工1=横浜商科大高)は予選を2勝3敗の34位で通過。「高校と違ってレベルが高いと感じた」(髙橋)が、トーナメント1回戦では「足を使って動けていて、自分の強みを出せていたと思う」(髙橋)と自身の力が通用することを実感。1セット目を7―7と同点で終えると2セット目に相手と3点差を付け15―12でしっかりと勝ち切った。2回戦は2セット目で6―13と大きく点差を離されてしまい、粘りを見せるも追い付けず。8―15で2回戦敗退となった。
(写真:予選後、カメラに笑顔を見せてくれた髙橋)
直前の体調不良などから万全の状態ではなかった堀部。それでも「予選から気持ちを入れて臨んだ」(堀部)結果、5戦全勝の全体1位で予選を通過。トーナメント2回戦は難なく勝ち進み迎えた準々決勝。昨年度から度々対戦し、今回が三度目の対戦となる相手と剣を交えた。序盤は1―4と相手にリードを許し追い掛ける展開に。しかし、堀部はここでは終わらなかった。「昨年度のインカレで当たった時は逆転勝利することができたので、その時のことを思い出しながらプレーしていた。逆転するために自分が苦手な場所での勝負を避けることを意識した」(堀部)と焦らず冷静に思考を巡らせ、1セット目終了時には10―8とリード。その後は順調にポイントを重ね、15―11で準決勝へと駒を進めた。
(写真:予選で順調にポイントを重ねる堀部)
流れを引き寄せることができなかった。準決勝では「相手の得意な場所でプレーしていた自覚がなかった。そこでズルズル点を取られてしまったことがもったいないし、悔しい試合をしてしまった」(堀部)。実力は互角で得点も拮抗していた。しかし、途中で相手に連続ポイントを許したことをきっかけに徐々に点差が生まれてしまった。最後まで追い付くことはできず11―15で試合終了。「もうちょっといけたんじゃないかと思っているので悔しい」(堀部)。気持ちを切り替え、2日後に行われる団体戦に挑む。
[正野真由夏]
試合後のコメント
堀部
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「最近少し体調を崩したりもしていて、練習もしっかりとできていなかったので心配だったのですが、今日しっかりと動けてプレーできていたので良かったと思います。課題としては、もっと早く相手の得意なところで戦っているということに気付ければ良かったかなと思いました」
――団体戦への意気込みをお願いします。
「まずは、全日本選手権に出れるように頑張りたいと思います」
髙橋
――トーナメント1回戦を振り返っていかがでしたか。
「最初と最後の方は良かったのですが、途中で相手に連続で(ポイントを)取られてしまったので、そこをもう少し気を抜かずに勝ち切れたらもっと良かったかなと思います」
――団体戦への意気込みをお願いします。
「多分リザーブメンバーになると思うので、積極的に声を出してアドバイスできればいいなと思っています」
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