
悔しさ残る準々決勝敗退/第71回全日本学生優勝大会
Asueアリーナ大阪で行われた全日本学生優勝大会。昨年度は敢闘賞に終わり、今年度は〝優勝〟を目指し挑んだ今大会。明大は着実と駒を進めていくが、悲願の日本一には届かず、準々決勝敗退となった。
◆11・5 第71回全日本学生優勝大会(Asueアリーナ大阪)
▼明大――ベスト8
1回戦は愛知大との戦いとなった。試合開始早々、選手たちの気迫のこもった戦いが見受けられた。愛知大に5―0と明大の底力で快勝。2回戦では松山大と戦い、明大の終始安定したプレーで相手を圧倒させる。明大の勢いは止まらず3回戦へ。「順調に勝ち上がっていった」(相馬武蔵主将・政経4=九州学院)。3回戦の相手は日大、両者譲らない戦いが繰り広げられ、代表戦にもつれ込む展開に。再び試合場に現れたのは相馬。主将の意地を見せつけ、接戦を制す。「流れが悪い中だったが、そこを踏ん張って代表戦で勝ち切れたところは良かった」(相馬)。しかし、国学院大の流れを止めることができず、悔しさの残る準々決勝敗退となった。「勝負があるところで勝てなかったので、本当に勝負は難しい」(斎藤瑞貴・法4=島原)。
また、今大会は4年生最後の戦いで、目には涙を浮かべる選手も多くいた。「何としても勝とうという思いでやっていた」(相馬)。全国という大きな舞台に向かって、切磋琢磨(せっさたくま)し合い常に前へと進み続けた。4年間戦い抜いた最上級生の背中は、後輩の目に色濃く焼きついたことだろう。今年度の相馬組は終了したが、新たな一歩を踏み出した明大剣道部。「日本一を目指して頑張ってもらいたい」(齊藤)。これから進化していく姿が楽しみだ。
[井垣友希]
試合後コメント
相馬主将
――昨年と同じくベスト8でしたが、結果について振り返るといかがですか。
「去年と比較することはしなくてもいいかなと思うんですけど、あと一歩のところで去年と同じように負けているということは何かが足りないということなので、そこも含めて後輩たちに来年頑張ってもらいたいなと思います」
――これが最後の試合ということで、4年間を振り返るといかがでしたか。
「コロナがすごい流行っている中、1年生で入って練習がほぼ1年間できない状況や授業もオンラインで、なかなか思うように学生生活や部活ができない4年間でした。それでもやるべきことをやったというか、この結果を素直に受け止めて、また次のステージに向けて頑張っていきたいと思います」
――後輩たちにメッセージをお願いします。
「今年もベスト8に終わってしまったので、来年はぜひメダルを取れるように、またここに戻ってきてメダルをかけてもらいたいなと思います」
齊藤
――今大会に向けて意識したことを教えてください。
「日本一を目指していました。今回自分自身、公式戦が久しぶりだったので活躍したいと思っていたんですけど、実力不足でした」
――今大会での収穫と課題があれば教えてください。
「もう1段階上の練習、技術、モチベーション、いろいろなもので1段階抜けた状態で試合に臨めば今試合も勝てたと思います」
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