
勝負強さを見せた明大 強豪の意地を見せつける/関東学生リーグ戦
前の試合で早大に勝利し連勝中の明大だったが、立ち上がりに苦しみ失点。第2Pでなんとか同点に追いつき、第3PでFW佐々木宥弥(政経3=武修館)の得点で逆転と辛くも勝利し勝負強さを見せつけた。
◆9・2~11・26 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
▼11・5 対法大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
〇明大4{0-1、1-0、3-0}1法大
第1Pが開始すると明大ペースで試合が進む。しかし5分に佐々木のペナルティーでキルプレーとなり、流れは一変。7分に混戦から失点してしまう。「失点以降、グレーゾーンで一人がパックを持つ時間が多くなった。明治のカラーのパス回しがうまくいかなかった」(佐々木)。なかなかパックが前線へつながらず明大にとって苦しい展開となった。
第2Pは「結果的にゴールに集めようと監督から話があった」(FW亀本純門・文3=白樺学園)という結果にこだわった修正が功を奏する。3分、8分とFW井口藍仁(商2=埼玉栄)が華麗なドリブルで相手を剥がし自らシュートなど、流れをつくり出す。そして16分には、亀本がゴール前のルーズボールをうまく押し込んで同点に。残りの4分間は両者譲らない展開となり、明大はGK中村柊志綺(政経4=北海道清水)の連続好セーブでしのぎきる。「最終的には点数も取ってくれるだろうと信じて守りました」(中村)。
そして同点で迎えた第3P。第2P同様激しい攻防が繰り広げられる。しかし、5分にカウンターでDF村社海莉(文2=埼玉栄)から佐々木がパックを受けると、「空いてる所に打ったら入った」(佐々木)とゴール左隅にシュート逆転に成功した。そこからビハインドとなった法大は、ゴーリーをフィールド選手と交代し数的有利をつくり出す戦術を選択。そこを明大は見逃さず、19分にゴーリーのいない無人のゴール目掛け、井口がロングシュートを放ち追加点を奪う。終了40秒前にもFW石井佑空(文4=白樺学園)が冷静に流し込んで得点。最終スコアは4-1で勝利、しかし課題も残す結果となった。
入りの部分で反省を残した明大。「最初から良いスタートを切れるように、準備をしていきたいと思う」(DF竹谷莉央人・営4=白樺学園)と課題を語る。次戦は中大戦、点を取る意識を持った明大の大量得点と連続勝利に期待したい。
[岩田英佑]
試合後のコメント
佐々木
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「最近の試合は全般的に出だしが悪くて、後半に体力で勝つ試合が多いので、最初から自分たちでこれができたらいい思います」
竹谷
――守備は終始安定していたと思います。守備について課題はありますか?
「守りに関しては、シュートを決められることはありますが、守れている方だと思います。自分たちのフォワードにパスを出して、決めてもらえる形を作っていかないといけないかなと思います」
亀本
――得点シーンを振り返っていかがでしたか。
「ディフェンスがシュートを打って弾かれたのを三浦さん(三浦稜介・政経4=駒大苫小牧)がゴール前で頑張ってくれたので、こぼれたのを自分が入れた感じです」
中村
――今日の試合を通して課題は見つかりましたか?
「立ち上がりの最初の入り1発目のシュートを最近決められてしまっていることです」
関連記事
RELATED ENTRIES