(男子)菊地SP13位発進 決戦のFSで逆転狙う/東日本ジュニア選手権

 大会2日目、ジュニア男子のSP(ショートプログラム)が行われた。菊地竜生(政経1=目黒日大)が出場し13位発進となった。総合成績上位10人が全日本ジュニア選手権(以下、全日本ジュニア)の出場権を得る今大会。目標の舞台に立つために、FS(フリースケーティング)での挽回を目指す。

 

◆11・3~5 東日本ジュニア選手権(テクノルアイスパーク八戸)

 

 第1グループ5番滑走の菊地。6分間練習では予定構成の3本のジャンプそれぞれを確認し、コーチと会話する場面も見られた。冒頭、トリプルアクセルは手を付いての着氷となった。続くダブルループからの連続ジャンプは、ループで体が傾き、3回転トーループを跳ぶも転倒。最後のジャンプで立て直しを図りたかったが、予定していたトリプルルッツは回転が抜けた。『進撃の巨人』における人間の悲しみや怒りを表現すべく、曲の力強さが増したステップシークエンスを含め最後まで諦めず演じ切った。

 

 菊地にとってジュニアとして挑む最後の1年となる今シーズン。8月の東京夏季大会、9月の東京選手権と着実に点数を伸ばしていただけに、SP13位発進は悔しい結果となった。だが「完璧な演技をして大逆転を狙っていきます」とFSでの巻き返しに向けて、気持ちは十分だ。全日本ジュニアの切符をつかむべく、大一番へと挑む。

 

[守屋沙弥香]

 

試合後のコメント

――今日の演技を振り返ってみていかがでしたか。

 「ひどい演技をしたと思います。エレメンツのミスにとらわれて感情も入り切っていませんでした」

 

――6分間練習でのジャンプはいかがでしたか。

 「6練(6分間練習)ではトリプルアクセルやトリプルルッツは調子が良かったです」


――SP本番前の気持ちとして緊張などはありましたか。

 「緊張はしていませんでした」

 

――FSに向けての意気込みをお願いします。

 「完璧な演技をして大逆転を狙っていきます!」