
上位進出を逃すも全学年奮闘/関東学生体重別選手権
今年度最後の大会となった関東学生体重別選手権。多くの部員が出場し、各選手が力を尽くした試合展開に。出羽遼太郎主将(政経4=御殿場西)春原駿貴(法4=世田谷学園)の4年生コンビが4回戦まで勝ち進み、声援を受けながら堂々とした戦いを見せた。
◆10・29 第34回関東学生体重別選手権(東京大学御殿下記念館)
▼男子60㎏級
春原――ベスト16
梅澤――1回戦敗退
▼男子67㎏級
小川――3回戦敗退
本橋――2回戦敗退
里見――1回戦敗退
▼男子75㎏級
出羽――ベスト16
海野――2回戦敗退
▼男子84㎏超級
室井――3回戦敗退
今大会が大学から出場する最後の試合。「とにかく出し切ることをテーマに取り組んだ」(出羽)。初戦から上段突きを決め2点獲得し、快調な動きを見せる。4回戦目、素早く相手の懐に入り込み、積極的に攻撃を仕掛けるが、相手の攻撃を振り切ることが出来なかった。しかし「結果はついてこなかったが、やり切れた」(出羽)と最終戦を振り返る。同期の春原も初戦は6点差をつけ圧勝。その後の試合もコーナーに追い詰め、接戦を制す。迎えた4回戦は、昨年度準優勝した強豪・帝大の田中隆との対戦。開始20秒、2-1と自分の強みを出し接戦に持ち込む。結果としては「負けてしまったが良かった。最後点差が開かれて悔しかった」(春原)と苦汁をなめた。
ルーキー・小川明日汰(法1=世田谷学園)の活躍も注目だ。今大会では4年生らに次いで好成績を残した。俊敏な動きで相手との距離感を取りながらも、ピンポイントで攻撃を繰り出していく。3回戦で敗退となったものの、今度の成長に期待がかかり。「悔しいことの方が多かったので、来年度はうれしいことの方が増やせるようにしていきたい」(小川)と勝利を目指す。
これをもって今年度の明大空手部は新体制に向け準備期間へ入る。「団体戦は関東大学選手権で負けてしまったので、その悔しさを忘れずに、来年の試合から優勝する気持ちでしっかり戦っていってほしい」(春原)。先輩の気持ちを受け継ぎ、今年度を超えた結果を残すべく新たな一歩を踏み出す。
[熊谷実夏]
試合後のコメント
出羽主将
――良かった点はありますか。
「自信を持って技を出せていたところが良かったです」
――今年度ここまで頑張ってきた結果としてはどのように捉えていますか。
「非常に不本意です。まず、全日本大学空手道選手権大会に出られないのは例年にはないことなので、そこは非常に悔しいという思いはあります。この悔しい思いを来年後輩たちに受け継いでいってほしいなと思います」
春原
――今日の振り返りをお願いします。
「個人戦ラストだったので、優勝する気で行ったんですけど、結局負けてしまって悔しい気持ちでいっぱいです」
――4年間やってきていかがでしたか。
「他大学ではその大学に寄ったスタイルで戦わないといけないっていうのがあるんですけど、明大はそういったことがなくて、自由に自分に合ったスタイルで組手することができたので、空手自体本当に楽しい競技だったと思います」
小川
――今度に向けて一言お願いします。
「このオフ期間にしっかり成長して、ちゃんと個人戦でも団体戦でも結果を残せるようにしていきたいです」
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